施工中の住宅会社の倒産に備えるには
こんにちは、草野です。
本日のご相談者は、嬉しいことに
このブログをご覧になってお問合せいただいた方。
土地の購入、そして2世帯住宅をお考えです。
ホームインスペクション(建物診断)や
相続・税金のことなど、いろいろとご質問がありましたが、
最初にいただいたのはこんなご質問。
「施工中に住宅会社が倒産したらどうなるのでしょう?」
相変わらず景気が思わしくないところ、さらに円高も進み、
「万一」のことがご心配になるのもごもっとも。
もし施工中に住宅会社が倒産したら、
当然のこと工事はストップします。
しかも、悪いことに、施工中の建物の所有権は
施主ではなく住宅会社にあるため、
現場の保全にも苦労します。
元請けである住宅会社が倒産した途端、
下請けの職人達が現場の資材や機材類を引き上げますし、
下手すると養生されず雨ざらしになることもあります。
さらに、支払い済みの工事代金は戻ってきません。
と踏んだり蹴ったりの事態にならないためには、
住宅会社の倒産に対するリスク管理が重要。
その1つ目が「第三者完成保証」。
住宅の施工中に住宅会社が倒産した時に、
1)施工中の建物の所有権を、
施工会社から保証会社に移転させる
2)引継ぐ住宅会社を斡旋してくれる
3)引継ぎに際して追加費用が発生した場合、
その費用を負担してくれる
といった保証を、保証機関から受けることができる制度です。
いわゆる「保険」のようなもののため
事前に支払う「保証料」が必要ですが、
10万円もかかりませんので、
安心料としては充分お値打ちではないでしょうか。
ただ、この第三者完成保証は
住宅会社が保証機関の事前審査をパスしている必要があるため、
住宅会社によっては利用できないことがあります。
そんなときには、2つ目の対策として
「出来高払い」があります。
出来高払いというのは、読んで字の如く
「工事が完成した分の代金を、その都度支払っていく」
というもの。
基本的に前払いをしないため、
もし住宅会社が施工中に倒産しても、
手元に建築資金が残ります。
これから住宅会社と契約をされる方は、
万一に備えて第三者完成保証か出来高払いを
条件にすることをお薦めします。
▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『安心してリフォームするための「リフォーム瑕疵保険」』
『瑕疵担保履行法、本日スタート!』
『もしものときの第三者完成保証』
本日のご相談者は、嬉しいことに
このブログをご覧になってお問合せいただいた方。
土地の購入、そして2世帯住宅をお考えです。
ホームインスペクション(建物診断)や
相続・税金のことなど、いろいろとご質問がありましたが、
最初にいただいたのはこんなご質問。
「施工中に住宅会社が倒産したらどうなるのでしょう?」
相変わらず景気が思わしくないところ、さらに円高も進み、
「万一」のことがご心配になるのもごもっとも。
もし施工中に住宅会社が倒産したら、
当然のこと工事はストップします。
しかも、悪いことに、施工中の建物の所有権は
施主ではなく住宅会社にあるため、
現場の保全にも苦労します。
元請けである住宅会社が倒産した途端、
下請けの職人達が現場の資材や機材類を引き上げますし、
下手すると養生されず雨ざらしになることもあります。
さらに、支払い済みの工事代金は戻ってきません。
と踏んだり蹴ったりの事態にならないためには、
住宅会社の倒産に対するリスク管理が重要。
その1つ目が「第三者完成保証」。
住宅の施工中に住宅会社が倒産した時に、
1)施工中の建物の所有権を、
施工会社から保証会社に移転させる
2)引継ぐ住宅会社を斡旋してくれる
3)引継ぎに際して追加費用が発生した場合、
その費用を負担してくれる
といった保証を、保証機関から受けることができる制度です。
いわゆる「保険」のようなもののため
事前に支払う「保証料」が必要ですが、
10万円もかかりませんので、
安心料としては充分お値打ちではないでしょうか。
ただ、この第三者完成保証は
住宅会社が保証機関の事前審査をパスしている必要があるため、
住宅会社によっては利用できないことがあります。
そんなときには、2つ目の対策として
「出来高払い」があります。
出来高払いというのは、読んで字の如く
「工事が完成した分の代金を、その都度支払っていく」
というもの。
基本的に前払いをしないため、
もし住宅会社が施工中に倒産しても、
手元に建築資金が残ります。
これから住宅会社と契約をされる方は、
万一に備えて第三者完成保証か出来高払いを
条件にすることをお薦めします。
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『安心してリフォームするための「リフォーム瑕疵保険」』
『瑕疵担保履行法、本日スタート!』
『もしものときの第三者完成保証』
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