マイホーム購入お悩み相談室 | 住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

1000組の家づくり・家計改善をサポートしてきた住宅専門ファイナンシャルプランナーが、初めて家を建てる人のために、後悔しないマイホーム実現法を大公開!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

不動産の「両手取引」は要注意

こんにちは、草野です。

まもなく土地の購入を控えたYさま。

仲介不動産屋の担当者に質問をしても
「上司に確認して後でお返事します」という返答が重なり、
さらに、「その契約条項は無視してもらって構いません」
というので、理由を尋ねても「よく分かりませんが、
 通常この内容で契約していますので問題ありません」
など、
問題が大アリな対応が続くので、
ちょくちょくご相談をいただいているところ。

不動産売買契約書や重要事項説明書をチェックしても、
やっぱりというか、何点か問題点がありました。

今回ご購入予定の土地の売主はプロの不動産業者ですので、
一般の個人が売主の場合に比べて、
買主を保護する条項を厳しくしなければいけないのですが、
(瑕疵担保期間を2年以上にするなど)
そのようになっていません。

コレ、よくよく確認してみると契約書の書式が違っていたのでした。
(売主が不動産業者用の書式にしなければいけないところ、
 個人が売主の書式がベースになっていました)

ほかにも解約時の経費の取り扱いや、
隣地の越境に関する内容など、
何点か修正して欲しい箇所がありました。

それをYさまから仲介不動産屋に問い合わせると、
「一応上司に確認してみますが、すでに契約書は作成済みなので、
 これからの内容変更はムリです」

と言われ、しまいには
「Yさまの後には、順番待ちの方が何人もいる状態なので、
 売主の不利益になるような変更は受け付けられません」

とまで言われる始末。

結果的には、ある程度契約内容を修正してもらえたので、
Yさまもご納得のうえで契約に臨んでいただけるのですが、
この仲介不動産屋の対応は、
いかにもよくある悪い不動産屋の姿そのもの・・・

今回のケースは、不動産屋の担当者が
不慣れなことも原因のように思われますが、
もう一つ原因があるように思います。

それが、業界でいうところの「両手取引」です。

両手取引というのは、売買の仲介を1社の不動産屋だけで行なうこと。
売主・買主の両方から仲介手数料をもらえるので「両手」と呼びます。

それに対して、売主側、買主側双方に別の仲介不動産屋がつき、
売主側の不動産屋は売主から、買主側の不動産屋は買主からと、
片方ずつから仲介手数料をもらう場合を「片手」といいます。

片手であれば、買主側の不動産屋が買主の代理人として
売主側と交渉するため、プロ同士の対等な交渉が出来るのですが、
両手の場合、仲介不動産屋の立場は
売主・買主双方の代理人となるため、少々微妙。

というより、商品である土地を持っている売主の立場が強く、
仲介不動産屋としても土地の価格が高いほうが報酬も上がるため、
どうしても売主寄りになってしまいがち。もし、何も知らなければ、
買主にとって不利な契約になっていたかもしれません。

今回の仲介不動産屋は、誰でも名前を知っている大手。
その大手でもこんなこと(単純なミスも含めて)が起こりますので、
「両手取引」の場合は、より慎重に契約内容の確認をするか、
リブネット・プラスのような第三者にご相談いただくことをお薦めします。

(ちなみに、この「両手取引」。
 現政権の民主党は、昨年の衆議院選挙マニフェストで
 「原則禁止」を謳っていました。
 ただ、その後「白紙撤回」になった経緯があり、
 今後の取り扱いがどうなるのか、不透明なところがあります)



 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『土地の値段のつき方』
『不動産会社の見分け方(ブログ注文住宅入門 その18)』
『不動産の直接売買』


| ◆土地・不動産探し | 19:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sumaizakki.blog5.fc2.com/tb.php/868-fd5bc7ec

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT