昨日のご相談で、施工中の検査(ホームインスペクション)に
ついてのお話が出ました。

ホームインスペクションとは、
住宅会社ではない第三者の専門家が、
図面通りに施工されているかを検査するというもの。

・・・というご説明をしたところご相談者から出たのが、
「それって住宅会社がやるべきことではないのですか?」
とのお言葉。

まさに仰る通り!

本来、住宅会社による社内検査があるので、
第三者によるホームインスペクションを行わなくてもよいのです。

でも、実際にホームインスペクションを行うと
指摘個所がいくつも出ているのです。


それはなぜか?

もともと建築士法では施工と監理は分離しており、
建築士が監理者として施工状況をチェックし、
監理報告書を施主に提出します。

でも、実際にはこの建築士による“監理”という仕事が有名無実化しており
現場に監理しにくる建築士は珍しいとさえ言えるのです。

その代わりに、現場監督が施工状況をチェックしているのです。


「現場監督がチェックしてくれるなら大丈夫では?」
という人もいるでしょう。

たしかに、中には建築士や施工管理技士といった資格を持ち、
経験豊富でしっかりした監督もいるでしょう。

ただ、経験不足だったり、建築士の資格を持たない監督も少なくありませんし、
建築士法の主旨にも合いません。


また、そんな時のために、確認申請や住宅瑕疵担保、
住宅性能表示制度等による公的検査もあります。

ただ、これらの検査はあくまで
法的に決められた点をチェックするためのもの。

実際にこれら公的検査と同じタイミングで
インスペクションを行うことも少なくありませんが、
同時に始まれば必ず公的検査の方が先に終わります。

そして、公的検査では指摘がなくても、
ホームインスペクションでは何個所も指摘が出ているのです。

繰り返しになりますが、本来の建築士法の通りに監理が行われれば、
ホームインスペクションという任意の検査は不要になるかもしれません。

でも、実際には今のところ任意のホームインスペクションには
充分な存在意義があるのです。


建築士は簡単な資格でないにもかかわらず、
独立した建築士事務所を構えていても、
なかなか仕事が多くないのが現実。

住宅会社の下請けとして、代願などで食べている人も少なくありません。

建築法の本来の主旨通り、設計監理をきっちりやるようにすれば、
きっと建築士の活躍の場が増えるハズなのですが・・・

まぁ、新築ではなく中古住宅の売買においては、
建築士などによるホームインスペクションが
宅建業法に位置付けれましたので、建築士の仕事は増えていくのでしょう。


って、話がそれてしまいましたね。

ホームインスペクションが気になるという方は、
お気軽に住宅相談センターまでお知らせ下さい。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『注文住宅のホームインスペクション 完成検査の所要時間は?』
『テレビ・新聞からの取材続々! 中古住宅のホームインスペクション』
『ホームインスペクションで検査できなければ、ちゃんと返金します』



テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
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