昨日は、住宅事業者向けの勉強会に参加してきました。

講師は伊礼智さん
雑誌などのメディアにも頻繁に掲載されている建築家です。

テーマは「プレタポルタの家づくり
~設計の標準化から生まれる住まい~」


伊礼さんは、自身の設計事務所で設計を標準化し、
どの所員が担当しても一定の水準の設計ができるように仕組み化し、
そのノウハウや手法を工務店にも提供しています。

本来一品生産である建築家の家づくりを
“標準化”してしまうとはどういうことなのか?
そのメリットは?といったお話をお聞きしました。

なかなか興味深いお話しでしたが、ここでは標準化についてではなく、
伊礼さんの建築に対する言葉をいくつかご紹介します。


「あかりの重心を下げると、空間が広く見える」
 →できるだけ天井に照明をつけないのだそうです

「家具を浮かせることで、部屋が広く見える」
 →床が見えることで広く感じるそうです

「洗濯物を南面に干すことが、日本の景観を悪くした」
 →確かにその通りです

「陰影が雰囲気をつくる」
 →明るければ良いという訳では無く、光の取り方が重要ということです

「心地よさは開口部に宿る」
 →光、風、匂い、暖かさ等、いいものは全て外部から入ってきます

こういった設計思想があるからこそ、
“標準化”しても上質な住宅を設計できるのでしょう。


また、伊礼さんはご自身の設計思想・手法を
雑誌などのメディアでもオープンにしていますが、
そのことについてこんなコメントも。

「ネットが普及し、隠していてもマネされる。
 だったら先費発表する」
「良いものは受け継がれる」
「同じことを繰り返し、改善することで進化する」
「もともと日本の住宅は“標準化”されていた」


標準化というのは“洗練された様式”と言い換えても良いのでしょう。

ハウスメーカーの行っている“規格化”と“標準化”の違いなど、
興味深いお話をお聞きできました。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『提案力とコストのいいとこどり?! 建築家と連携している工務店』
『建築家は長期優良住宅や低炭素住宅を建てられる?』
『功罪両面 建築家の出演するテレビ番組』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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