昨日は4組のご相談をお受けしました。
その中で「注文住宅って何?」というお話しが出ました。

建築条件付きの土地をご契約されて、
建物の打合せをしているものの、意外と選べない?
とのお話しからでした。


これって、意外と難しいテーマ。

“注文住宅”には「思い通りに建てることができる」
というようなイメージがあると思います。

ただ、注文住宅に明確な定義はありません。
いわば住宅会社の“言ったもん勝ち”の世界なのです。


注文住宅に相対する住宅として、“建売住宅”
“規格(企画)住宅”といった言葉があります。

建売住宅は、建ててから売る住宅、つまり購入するときは完成しているので、
基本的に“注文”する要素はありません。これは分かりやすい。

でも、規格住宅というのはある一定のルール(規格)はありますが、
そのルールの中で選ぶことが出来ます。このルールは内容も程度も色々。

例えば仕上げ材の色を選べる程度から始まり、複数のプランの中から
間取りを選べるとか、設計上のルール内で間取りも自由に変えられる
というレベルまであります。

ただ、一般的なイメージとしては
決まったプラン集から間取りを選ぶような住宅のことを
“規格住宅”と言っていると思われます。


では、注文住宅とは?
それは基本的に何でもアリの住宅のこと。

当然構造や法規といった縛りはありますが、
それ以外は全て選ぶことが出来る、
すなわちフルオーダーの住宅のことと言えます。


ただ、“注文住宅”という言葉は高級感があるからか、
フルオーダーでなくても、間取りを自由に変えられれば
注文住宅と呼ぶこともよくあります。

例えば、ハウスメーカーの住宅は、独自の設計基準があり、
かつ使える設備や建材も一定の中からしか選べません。

その選択肢はかなり豊富で、たいていの人には十分なものの、
それで本当の“注文住宅”と呼べる?

それは“バリエーションの多い規格住宅”なのでは?
という考え方もあります。

草野としては、このように構造や構法はじめ、
ある程度の選択肢から選ぶような注文住宅のことは“セミオーダー”と呼び
フルオーダーの注文住宅とは区別してもよいと考えます。


実際のところは、注文住宅や規格住宅という言葉は、
住宅会社の宣伝文句、イメージ戦略で好きなように使われています。

例えば高級志向の住宅会社であれば“注文住宅”という言葉を使い、
逆にローコストを売りにしている会社は、
敢えて“規格住宅”という言葉を使ったりします。

注文住宅はこだわれる分、手間やお金がかかりやすいですし、
規格住宅は自由度は少ないですが、
その分金額は安く比較的手間もかかりません。

建売住宅でなく、少しでもオーダーすることが出来れば、
それは“注文住宅”と呼んでもウソではないでしょう。

表面的な“注文住宅”“規格住宅”という言葉に踊らされず、
住宅会社を選ぶ際には、ご自身の求める家と合っているか
その実態をよく確認した方が良いでしょう。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『注文住宅を値引きさせたら、手抜き工事される?!』
『建売・マンションが一番値引きされるのは?』
『大手ハウスメーカーは大量生産だから安い、ってホント?!』


テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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