本日は2組のご相談がありました。

うち1組はお知り合いでの家づくりをご検討中とのことで、
知人の住宅会社で家を建てる際の注意点をお話ししました。


住宅・不動産業界というのはとてもすそ野が広いため、
誰でもたいがい知り合いに一人か二人は業界関係者がいるもの。

付き合い度合いによっては、家を建てたり買う際に
その知人に声をかけざるを得ないということもあるでしょう。

知人であれば素性や気心もよく分かっているので
悪徳業者や不良担当者に当たるという心配も無いですし、
もしかしたら値引きなどのサービスを期待できるメリットもあります。

そのうえ知人の営業成績に貢献でき、みんなハッピー!

・・・とうまくいけば良いのですが、気軽に話をしてしまい、
後で気まずい思いをしてしまったり、
トラブルが発生して交友関係に影響が出てしまうことも。


まず押さえておくべきは、
その知人が住宅・不動産業界でどんなことをしているかを知ること。

例えば、自宅の建替をしようというのに、
相手が不動産会社の人であれば、出る幕がありません。

職人さんであっても、水道屋さんであれば、
家全体の話には対応できません。

工務店の社員であれば建替の話は可能ですが、
純和風の家が得意な工務店であれば、
建てたい家が輸入住宅だと対応できません。


って、「対応できません」と書きましたが、
実際に知人に話をすれば、たいがい「できます」と言います。
知人から相談されれば断りにくいもの。

でも、この「できる」という言葉と
「得意」との間には、大きな溝があります。

確かにできたけれども、話がスムーズに伝わらず、
完成するまでの道のりが大変になる可能性もあります。


要望を伝えても対応してくれなければ、
通常はクレームを言ったり、
そもそも他の住宅会社を選ぶ選択肢もあります。

が、知り合いが相手だと、今後の付き合いを考えて
強くモノが言えないこともあります。

そんなまま進んでしまうと、不満が溜まってしまい、
最後に爆発!なんてことも。


もしその住宅会社がご主人の知り合いだったら、奥様からは
「あなたの知り合いなんだから、ハッキリ言ってよ!」
とプレッシャーを受けたり。

大きなトラブルになってしまったら
「あなたの知り合いに頼んだから、こんな大変なことになったのよ!」
と責められたり。

夫婦二人でニュートラルに住宅会社を選んだのなら
夫婦の共同責任ですが、知り合いに頼んだばかりに
夫婦の関係が悪くなることも。

そんなリスクがあるので、住宅・不動産業界の人は、
意外と取引先で家を建てなかったりします。


とはいえ、デメリットを強調してしまいましたが、
このようなリスクを知って備えておけば、
知人に家を建てもらうメリットを享受することもできます。

その前提としては、知人の建てる家が、
自分たちの求める家と方向性が同じであるということ。

そのためにも、正式に声をかける前に
知人がどのような仕事をしているかを良く知ると良いでしょう。


もし、知人の建てる家と自分たちの求める家にズレがあり、
それでもその知人に家を建てて欲しいと思うなら・・・

まずは、ズレはズレと認識し、そのズレている部分を
いかにカバーするかを考えて下さい。

施主と住宅会社のクッション役として、
住宅相談センターなどの第三者を間に入れても良いでしょう。

また、「お客様意識」を持たずに、一緒に家を建てるパートナーとして、
コミュニケーションを密にとるのも重要です。

いい家が完成すれば、知人との絆は固いものになるでしょう。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅会社選び 遠慮せず数社に声をかけましょう』
『恋愛と同じ?! 住宅会社への断り方』
『住宅会社の見極め法 営業マンの歩合給の割合は?』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック