昨日は、まもなく工事請負契約を締結される方からのご相談で、
契約関係書類の内容をチェックしました。


工事の契約時の書類としては、
 ・契約書
 ・契約約款
 ・図面
 ・見積
 ・補足資料

があります。

このうち図面や見積はそれまでに何度も内容は確認しているでしょうが、
契約書や契約約款はいざ契約となった時に初めて出てくるのが一般的。

契約書自体に記載されているのは
 ・発注者と請負者
 ・建築場所
 ・面積
 ・金額
 ・工期
 ・支払い条件
 ・その他の特記事項

などと比較的シンプルで、記載内容の誤り以外、
あまり問題になることはありません。

むしろ問題なのは「契約約款」の方。


契約約款は、基本的に「トラブル時の取り決め」

「支払いが遅れたらどうする?」
「途中で工事を中止するときはどうする?」

などなど、こと細かく記載れています。

その量たるや、A4版で14ページになるほど。
(民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款の場合)

そんな細かいこと読んでられないよ、と思うところですが、
いえいえ、大事なことが書かれているので、
ちゃんとチェックしなければいけません。


その際のポイントは、
「施主の側に不利なことが関われていないか」
(施主と住宅会社の立場が対等か)

という点。

例えば、以前実際にあった事例で、こんなものがありました。
“甲”が施主、“乙”が住宅会社です。

「甲は、本契約時以降は追加工事ならびに設計および仕様の変更を
 申し出ないものとします。なお、やむを得ない事情が発生した
 場合には、甲はその旨を直接乙に申し出るものとし、乙がこれを
 認めた場合に限り工事を行うものとします」

「次の各号の一に該当する事態が発生し、それによって工事内容の
 変更もしくは追加をせざるを得ないと乙が認めた場合は、乙は甲
 に対してその工事内容の変更または追加を求めることができるも
 のとし、甲は異議なくこれを承諾するものとする」


つまり、施主の希望で工事内容等の変更したくても
住宅会社がイヤと言えば変更できないうえに、
住宅会社側が求めた変更には施主はイヤと言えないというワケ。

これはハッキリ言って施主に不利な内容です。


今回の契約ではそこまで極端な内容はありませんでした。

が、施主の支払いが遅れた際の損害遅延金が、
一般的な水準よりかなり高く設定されていたので、
下げてもらうようにしました。


トラブル時のことなど考えたくも無いかもしれません。

でも、いざトラブルが起こったら大変!
契約時には面倒臭がらず、図面や金額だけでなく、
契約約款の中身もよくご確認下さい。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅会社選び その見積で比較できる?!』
『“ウチが信用できないのか?!”と逆切れする住宅会社』
『不動産の購入 契約時よりも大事な事前の書類チェック』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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