横浜で起こった、三井不動産レジデンスのマンション傾斜問題
マスメディアを賑わしていますね。

先週、住宅相談センターにも東京のテレビ局から電話があり、
「マンション住民から、不安などの相談は入っていませんか?」
との問い合わせもありました。

その時点ではお客様からのご相談は特に無かったので、
テレビ局の方にはその旨お返事しました。
(テレビ局的には肩透かしだった模様)

が、昨日、中古戸建住宅を購入する方がご来社になり、
ホームインスペクションや既存住宅瑕疵保険について
お問合せいただきました。


横浜の件は、大手のディベロッパー、
大手のゼネコン(元請け建設会社)、大手の専門施工会社が
関わっているにも関わらず、あのような問題が起こりました。

大金を出す購入者からすれば、マンションだけにとどまらず、
新築・中古の戸建住宅も含めて、「本当に大丈夫」と思うのも当然のこと。

ホームインスペクションで建物のコンディションを調査したり、
保険をかけることで、かなり不安は軽減されることでしょう。


それにしても今回のマンションの件、原因はどこにあったのでしょうか?

まだ調査中で真相は分かりませんが、今のところの表向きの原因は、
杭の施工現場担当者のミス(データ改ざん)ということになっています。

その担当者が施工した41の物件のうち、
愛知23件、岐阜が6件、三重が5件と東海地方に集中しているため、
今後、住宅相談センターにもご相談が増えるかもしれません。

ただ、本当に原因が担当者一人の問題かというと、
なかなかそうとも言い切れないように思います。


分かっている経緯としては、地盤調査の結果と地盤の実際の状況が違い、
当初発注した杭では支持層まで届かなかったということ。

あらためて杭を発注すると工期が遅れてしまうため、
内々に処理したのではないかとの憶測も出ています。

であれば、設計ミスという面もありそうですし、
そもそも元請けの管理ミスという面もあります。


というか、全体の工程を管理し、
施主に対する責任を負う
のが元請けの役割。

にも関わらず、今回の件では元請けである三井住友建設は
あまり矢面に立たず、もっぱら孫請けである
旭化成建材の名前ばかりがクローズアップされている印象があります。

しかも、いち担当者のミスとして・・・

建設業界においては、元請け → 下請け → 孫請け
というピラミッド構造があるので、下請け・孫請けは
元請けに対して言いたいことが言えない風潮があります。

むしろ調べるべきは、元請けである
三井住友建設の現場だったりして?!


どちらにしても、これからの調査次第ですね。
(旭化成建材の担当者の“言い分”も聞いてみたいものです)


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『ややこしいけれど必要! 既存住宅瑕疵保険』
『“内覧会同行”と“ホームインスペクション”』
『住宅会社の責任と、その見極め方』



テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
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