本日は、ある銀行の住宅ローン担当者と
支店長さんがお越しになりました。

お互いの近況報告・情報交換をするのですが、
話題となるのが他の銀行の動向。

「○○銀行さんは金利が○.○%でした」
「こんな金利では銀行は儲かりませんわ」
というのがお約束のようになっています。

それでもなぜ銀行は低金利で住宅ローンを貸すのでしょうか?
その答えが、本日も話題に出たクロスセルなのです


いま、名古屋地区では変動金利なら0.6%が当たり前になっていますが、
本来はこんなに金利が低いものではありません。

変動金利の店頭基準金利、すなわち“定価”はだいたい2.475%。
つまり定価から1.875%程度引き下げ(優遇)されているのです。

ただ、銀行は何の理由もなく引き下げする訳もなく、
何らかのメリットがあるから引き下げをしています。

それはどんなメリットかは、
引き下げするための条件を見れば分かります。

【愛知県内某銀行の引き下げ条件】
 ・給与振込先の変更
 ・公共料金引き落とし先の変更
 ・カードローン契約
 ・クレジットカード契約

これらの内2項目以上を満たせば、
前述の金利引き下げをしてもらえるのです。

給与振込先になれば預金が獲得でき、
公共料金引き落とし口座に指定されれば手数料が入ってくるなど、
これらの条件は全て銀行にとってメリットのあることばかり。

メリットがあるから金利を下げることが出来るという訳で、
いわば“損してトク取れ”と言えます。


この考え方を追求したのが、先に挙げた“クロスセル”。
クロスセルというのは複合取引のこと。

住宅ローン単体で儲けるのではなく、
住宅ローンの貸し出しで“メインバンク”となったことをきっかけとして、
さまざまな取引につなげ、全体として儲けを出すのです。

例えば、住宅ローンに付随して火災保険を販売するのもそうですし、
住宅ローンに団体信用生命保険が付くことで
生命保険の見直しを勧めたり、投資信託の販売もあります。

いまは金融自由化で銀行で扱える金融商品が増えていますので、
このような手法が可能になったのです。


これを住宅ローンを借りる側からすれば、
「自分に住宅ローンを貸せば、御行にこれだけメリットが出ますよ」
とPRできれば、金利などの条件を下げられるということです。

一番簡単なのは、上場企業の会社員や公務員であったり、
医師や看護師などといった“高属性”であるということ。

ただ、勤務先はおいそれと変えられませんので、
例えば、定期預金を○○万円預けるなんて言うのもアリかもしれません。

これだけ銀行間の競争が激しくなっていますので、
銀行の担当者としても、ノルマ達成のために何とかして貸したいところ。

どんな条件を提示すれば金利が下がるか、
銀行の担当者と相談してもよいかもしれません。


金融の自由化は、住宅ローンを借りる側にとって
大きな恩恵を与えています。ぜひ、その恩恵を受けたいところ。

どうすればよいか分からないという方は、
お気軽に住宅相談センターまでご相談ください。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『ガン・三大疾病・八大疾病の団信はココにも注意!』
『銀行の住宅ローン担当者は敵か味方か?』
『金利が低い住宅ローンほど審査が厳しい?!』



テーマ:住宅ローン
ジャンル:ファイナンス
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック