本日は、中古住宅購入をご検討の方から、
既存住宅瑕疵保険に関するご相談がありました。

いろいろとお調べになっているようですが、
それでも良く分からない、とのこと。

確かに、そうかもしれません。
「瑕疵保険」にはいくつか種類がありますし、
仕組みも少々複雑なのです。


そもそも、既存住宅瑕疵保険とは何か。

既存住宅(中古住宅)の売買後、
雨漏りなどの重大な欠陥が発生した場合、
その補修費用などを保障してくれるというもの。

似たような住宅の“瑕疵保険”には、
新築住宅の瑕疵保険やリフォームの瑕疵保険もあります。
(すでにこの時点でややこしい?!)


そして、既存住宅瑕疵保険は二種類に分けられます。

一つは売主が不動産会社の場合の“宅建業者用”
もう一つは売主が個人の場合の“個人間売買用”

それぞれ仕組みが違い、例えば保険契約者は
宅建業者用の場合は“売主”(不動産会社)になり、
個人間売買用の場合は“検査事業者”になります。
(かなりややこしい!)


この“検査事業者”というのは、その建物が
瑕疵保険に入るのにふさわしいかのチェックを行う事業者のこと。

生命保険では加入者の健康状態を問われるのと同様、
瑕疵保険においては建物のコンディションが問われる訳で、
加入に当たっては検査(ホームインスペクション)が必須です。

住宅相談センターも、個人間売買用の検査事業者として何件も
建物検査を行っていますが、検査の結果、
保険の加入をお断りするケースも珍しくありません。


保険の加入に当たっては、ほかにも建築年や耐震性など
いろいろな要件があり、ホントにややこしい!

新しい制度ということもあり、
まだまだ普及しているとはいいがたいところ。

本日のご相談でも、
「瑕疵保険に入っている物件かは、どうすれば確認できますか」
とのご質問がありました。

が、一部の先進的な不動産会社が
宅建業者用の瑕疵保険に入っているケースもありますが、
売主が個人の場合は、ほぼ入っていないと言えます。

ですので、確認するのなら
「この物件は、瑕疵保険に入ることはできますか?」
「売主は瑕疵保険に入ることを了解してもらえますか?」

と不動産会社に聞くことになるでしょう。


新築住宅のように既存住宅もいずれは
瑕疵保険やホームインスペクションが義務付けになる可能性は
少なからずあるものの、現時点はまだ過渡期。

ややこしい制度だけに、
不動産業界側もまだ十分な受け入れ態勢がありません。

が、より安心な既存住宅の売買をお望みなら、
ある程度自分で勉強して、最新制度を有効に活用したいですね。

既存住宅瑕疵保険や中古住宅売買についてご不明な点は、
お気軽に住宅相談センターまでお問合せ下さいませ。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『既存住宅流通活性化、新ステージに!』
『“内覧会同行”と“ホームインスペクション”』
『築年数の古い住宅購入で住宅ローン減税を受ける方法』



テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
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