昨日、住宅事業者向けの勉強会がありました。

いくつかのテーマがありましたが、その中の一つが「家族信託」。

聞きなれない言葉ですが、家づくりはじめ住宅・不動産には
なかなか使える仕組みと言えます。


信託とは、不動産やお金といった資産の持主が、
第三者にその資産の管理・処分を委託するというもの。

例えば賃貸マンションのオーナーであれば、
その管理・処分を子ども(受託者)に委託し、
そのマンションから入る収益はオーナーの手元に入れることができます。

いったん信託契約を結べば名義は子ども(受託者)に移るため、
万一オーナーが認知症になっても、賃貸契約や維持修繕の契約は
子どもの名前で行うことが出来ます。

でも、信託契約を結んでいなかったら。

オーナーが認知症や寝たきりになってしまうと、
一切の契約行為が出来なくなり、
せっかくの資産が塩漬け状態になってしまうのです。


同じことが、親や祖父母の土地に
子や孫が家を建てる場合にも言えます。

住宅ローンを組むのであれば、土地の所有者である
親や祖父母の署名・捺印が必要になります。

子や孫のために、自分の土地を
担保として差し出すことを承諾するためです。

でも、親や祖父母が認知症や寝たきりなどで
判断能力が無くなってしまったら・・・

書類に署名・押印できなくなり、
住宅ローンを借りることが出来なくなるのです。


家づくりには時間がかかります。
工期が半年かかったとして、着工前はお元気だったものの、
工事中に体調が急変するということもあり得ます。

不謹慎ですがお亡くなりになってしまえば相続になるので、
相続人が署名・押印すればそれで済みます。

が、意識が無いまま寝たきりになったら、
一切の契約行為が出来ず、せっかく工事が進んでも
住宅ローンが借りられないという事態になり得るのです。


そんな事態に備える「家族信託」という仕組み。
いろいろと応用できそうです。

草野も、親や祖父母の土地に家を建てる方には、
リスクとその対処法としてご説明していきたいと思います。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『二世帯住宅建替への親の気持ちは?』
『離婚したら住宅ローンはどうなる?!』
『親の土地に家を建てる時は、早めに担保提供の確認を』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック