昨日はご相談の予約は無かったのですが、
当日の電話予約と飛び込み来店の二組のご相談がありました。

お二組とも住宅ローンのご相談。

その中で、強烈な低金利になっている
3年固定金利タイプや5年固定金利タイプのお話しが出ました。


3年(5年)固定金利タイプというのは、
固定金利期間選択タイプの一種で、
当初の固定期間が3年(5年)という住宅ローン。

3年間(5年間)は金利が決まっており、
その固定期間が終わると金利や金利タイプを見直すというもの。


この3年固定や5年固定金利タイプは、
信託銀行やネットバンクによってはものスゴイ低金利。

3年固定で0.48%、5年固定で0.53%と、
変動金利タイプよりもはるかに低水準。

変動金利タイプは、半年ごとに金利が見直しされますので、
“半年固定金利タイプ”と言えます。

半年間しか金利が固定されないのに、
変動金利タイプの金利水準は0.7%台から。

それなら、3年固定や5年固定金利タイプを
選んだ方がお得なのでは?とのお話しが出ました。

でも、草野はいくら当初の固定金利期間の
金利が低いからと言って、3年(5年)金利タイプを選んで
変動金利タイプよりメリットが出るケースは少ないと考えます。


なぜでしょうか?

それは、3年固定や5年固定金利タイプは、
当初の固定期間終了後の店頭基準金利からの
引下げ幅が縮小するのに対し、変動金利タイプは
返済期間中ずっと引下げ幅が変わらないからです。

つまり、0.48%とか0.53%といった低金利は
3年とか5年の期間限定であり、当初の固定期間が終了後は、
下記のように変動金利タイプより金利が上がる可能性が高いのです。

金利推移-1

その結果、3000万円を30年返済・元利均等返済で借りた場合、
下記の通り利息総額は180万円も変動金利タイプよりも上がります。
(店頭基準金利が現在の水準と変わらなかった場合)

 変動金利タイプ    339万円
 3年固定金利タイプ  519万円


実際は、3年の当初固定期間終了後は、
変動金利タイプに変更することになるでしょう。

その場合、当初固定期間終了後の実行金利は0.775%、
利息総額336万円と、わずかながら
初めから変動金利だった場合と逆転します。


ただ、名古屋の地銀・信金では、
表向きの変動金利は0.8 %とか0.9%ですが、
実際には0.6%で実行されるケースも珍しくありません。

そうすると3000万円・30年返済の利息総額は328万円となり、
つなぎ融資などの使い勝手や柔軟性に劣る
信託銀行やネットバンクを敢えて選ぶ必要性が低いと言えます。

金利推移-3


これは“名古屋金利”という言葉があるほど銀行の競争が激しい
名古屋特有の話しかも知れません。

でも、 “0.48%”とか“0.53%”という強烈な数字を見ても、
一旦冷静になって比較検討することをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅ローンは長めに借りるが吉?!』
『八大疾病保障が無料?! 住信SBIネット銀行の住宅ローンはおトク?』
『金利が低い住宅ローンほど審査が厳しい?!』



テーマ:住宅ローン
ジャンル:ファイナンス
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