先日、お電話にて『住宅会社にお願いしても、
ちゃんと対応してくれない』
というお問合せがありました。

これまでもいろいろとトラブルがあり、要望を強く言うと
「そんなことを言うなら、もう家を建てるのは辞めた!」
と逆切れされたそう。

しょうがないのでグッと堪えて完成までこぎ着けたものの、
引渡前のクリーニングをちゃんとやってくれないそう。

見積にもクリーニング代がちゃんと入っているので、
どのように言えばよいのでしょうか?とのこと。


いまだにそんな業者がいるのですねェ。

見積に入っているのなら、ちゃんとやってもらうのが筋。
言ってダメなら出るところに出れば負けっこない・・・

というのが一般的な回答でしょう。

堪忍袋の緒が切れたので徹底的にやり合う!
というなら、役所に言うなり、弁護士を雇うなり、
裁判に訴えるなり、やりようは色々あります。

が、もう建物は完成しており、
これから10年間は建物の保証期間も続きます。

感情に任せて争う手もありますが、その負担や今後の
業者との関係を考えれば、数万円のクリーニング代のために、
お金をかけて数年がかりの裁判をするのが得策でしょうか?


草野は、決してこのような業者の肩を持つわけではありません。
むしろ、こんな前時代的な業者はNGと言って良いでしょう。

ただ、いまだにこのような住宅会社がいるのも事実。

すでに契約をしてしまったのなら、いかに上手く付き合うかが大事でしょうし、
契約前であれば、そのような住宅会社をいかに見分けるかが重要です。

そこで、見分け方をお伝えしておきます。


住宅相談センターでも、
施工中の検査(ホームインスペクション)で指摘事項を出したら、
「そんなワケの分からない奴のいうことなど聞けるか!」
「ウチのやり方にケチをつけるのか!」
と逆切れされたこともあります。

また、ホームインスペクションを入れるとお施主さんが伝えたら、
「ウチのことを信用してもらえないなら、こっちからお断りだ!」
と住宅会社に契約を断られたケースもあります。

実は、この手の住宅会社に共通するのが、
材料や工法など、昔ながらの伝統的なやり方
強いこだわりを持っているということなのです。


例えば土壁や漆喰などの自然素材や無垢材、
そして昔ながらの伝統工法など、昔ながらの家づくりが出来る
住宅会社や職人は少なくなっています。

そのため、そのような家を建てたいという人にとっては、
魅力的なつくり手に見えるかもしれません。

「何かトラブルがあれば、いつでもすぐに駆けつけますよ」
「このテーブルはサービスで作ってあげますよ」
等、 “人情”“誠意”で仕事を進める点も、魅力的かもしれません。

ただ、その分、契約行為を軽く考え、
今回のように前時代的なトラブルも起こりがちなのです。


当然、伝統的な家づくりをする住宅会社が
全てこうだとは言えませんし、今流の家づくりをする住宅会社が
全てちゃんとしているということでもありません。

一番いいたいのは、世の中に完璧な住宅会社は無いということ。

腕は確かで人情味はあるが、昔気質で現代流の契約行為は苦手、
という住宅会社も、中にはあるのです。


ですので、いま風の住宅会社であっても、なんでも融通を利かして
対応してくれる気のいい住宅会社も、注意が必要。

あれもこれもと要求したりクレームを連発すると、対応の限界を超えて、
「ウチはこんなに施主のことを思って我慢したのに、そこまで言うか!」
と、あるとき突然キレることがあります。

契約書をもとに、ムリなことはムリとドライに言ってくれれば良いのに・・・
と思うところですが、こういう住宅会社は、施主と住宅会社の関係を
昔ながらの関係で捉えている
、と言っても良いでしょう。


相手を非難することはたやすいことですが、
依頼するのはあくまで施主。

腕や気風に惚れたので、他のことは大目に見ることが出来る
というならよいでしょうが、そうでなければ
住宅会社選びは慎重にならないと、後で後悔することになります。

気持ちよく家づくりをするには、
契約前の住宅会社選びをしっかりと行って下さい。

どうしても見極めが出来ない、迷うというときは、
住宅相談センターまでご相談下さい。
見分け方のポイントをアドバイスしますよ。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『大手ハウスメーカーは大量生産だから安い、ってホント?!』
『“これが絶対正しい家づくり!”ってどう?!』
『住宅会社の見極め法 営業マンの歩合給の割合は?』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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