本日は大手鉄骨系ハウスメーカーの施工中の現場に
ホームインスペクション(住宅診断)でお伺いしてきました。

この時期、施工中の現場は寒さが厳しく、
身体の芯まで冷え切ってしまうこともあります。

が、本日の検査では寒さを感じませんでした。


ぽかぽか陽気であり、すでにサッシや断熱材、
気密シートが施工されていたから、と言えないことはありません。

が、まだ内装はほとんど施工されていない状況で、
寒さを感じさせないというのはスゴイこと。

実はこの現場の気密・断熱性能は
次世代省エネ基準II地域仕様なのです。


“次世代省エネ基準”というのは
国が定める断熱性能や気密性能を定めた基準のこと。

南北に長い日本では求められる気密・断熱性能は
地域によって変わるため、次世代省エネ基準では
日本を6つのエリアに分けて性能が決められています。

例えば名古屋市を中心とする愛知県の大部分は
IV地域となっています(豊田市の一部がIII地域)。


でも、名古屋で家を建てる際には
IV地域仕様であれば良いかというと、そうとも言えません。

省エネ基準自体は、現在は努力規定のため、
IV地域仕様であろうが無かろうが法的には問題ありません。

が、次世代省エネ基準とは、その名前とは裏腹に
1999年、すなわち今から15年以上前に定められた基準。

現在のレベルからすれば決して高い水準とは言えず、
すでに昨年改正されているのです。


そこで今回の現場に用いられている“II地域仕様”ですが、
II地域とは青森県・岩手県・秋田県などのこと。

それだけの寒冷地向けの仕様という訳で、
IV地域仕様に比べて、気密も厳重、
より性能の高い断熱材を用いています。

施工中にも関わらず、
その性能をかなりはっきりと体感できました。


このハウスメーカーは
気密・断熱性能をウリにしている訳ではありませんが、
これなら気密・断熱性能をウリにしてもよさそうなくらい。

しかもそれだけの性能でありながら
通常のIV地域仕様に比べて、
コスト増は一般的な規模の住宅で30万円程度とのこと。

世の中にはもっと高性能の住宅もあります。

が、このコストでこれだけの性能アップが見込める訳ですから、
これからこのハウスメーカーで建築をする人には
II地域仕様をお勧めしようと思いました。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『大手ハウスメーカーの“凄さ”を感じた上棟検査』
『“グラスウールだと高気密高断熱住宅にならない”はウソ?!』
『第1種換気って何? 24時間換気システムの種類』


テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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