昨日は、新春特別企画として
住まいづくりアカデミーのあとに個別相談会を開催、
草野は二組のご相談をお受けしました。

その中で、他社のセミナーで聞いた内容は
本当なのでしょうか?
とのご質問がありました。


住宅相談センターでもたくさんのセミナーを主催したり、
講師のご依頼をいただいており、
同業者の悪口をいうのも何なのですが・・・

この手のセミナーは、単刀直入に言って“営業活動”の一環。
何らかの営利目的があります。


住宅相談センターの住まいづくりアカデミーでは
「今回のセミナーの内容は、あくまで一般論です。
 家づくりは個別の事情によって進め方・考え方は変わります」
とご案内しています。

つまり「ご自身の場合はどうなのかを知りたい方は
個別にご相談ください」ということで、
住宅相談センターの商品である“相談”の営業をしている訳です。

ちょっと自虐的な書き方をしてしまいましたね(^^ゞ

とは言っても、
「大勢の人に正しい家づくりの知識を知ってもらい、
 よいよい家づくりをしてほしい」
という想いがベースにあるのは確かなので、できるだけ
客観的・中立的な立場でお話しするようにしています。


ただ、世間のセミナーを眺めてみると、その立場によって
中身に大きく偏りが出ていることがよくあります。

例えば
「昔ながらの内断熱(充填断熱)の家は、
 夏暑くて冬寒いので、住みづらい」
といった主張。

しまいには、「そんな家は健康に悪く、長生きできない」とか
「そんな家を建ている住宅会社は、殺人犯と同じだ」
といった過激な主張をしたり。

これは草野が適当に作文しましたが、
こういった主張するのが“外断熱(外張断熱)”の
住宅会社だったりする訳です。


確かに外断熱には外断熱の良さがありますが、
だからといって内断熱だから悪いというものではありません。

何事にもメリット・デメリットがあるのですから、
メリットを活かすことでデメリットを解消すれば良いのです。

営利目的である以上、
自社に有利なことを言うのは仕方がないとしても、
他社を貶めることで自社をアピールするというのは、
いたずらに消費者を混乱させるだけでしょう。


たまたま“外断熱”を例に挙げましたが、これは“自然素材”でも
“鉄骨造”でも、“実直な地場工務店”でも同様です。

「ウチの家づくりこそが正しい」「他社は儲け主義の悪徳業者」と
“敵”を作りだし徹底的に攻撃するという手法は、
専門知識のない一般の人にとっては分かりやすく、
マーケティング的には理に適っているいるのかもしれません。

(中には、マーケティング手法としてではなく
 本気で信じ込んでいる人もいますが)

草野も、セミナーで“善”と“悪”の構図で
話しちゃおうかという誘惑にかられたりします・・・


でも、他社を厳しく批判するという姿勢は、
バランスを欠いていると言わざるを得ません。

理想の家のあり方というのは、
そこに住む人によっていかようにも変わるもの。

そういった多様な考え方を否定するということは、
結局住む人のためではなく、自社の建てたい家を
建てているに過ぎないと言ってもよいでしょう。


これはセミナーだけでなく、書籍やネットでも同様。
(ネットの掲示板など、その最たるところですね)

表向きはNPOや○○協会といった中立的な装いをしながら、
実はダミーだったなんてことは珍しくありません。

他者を激しく糾弾するような主張(住宅会社、営業マン)は、
単なる営業トークだと思っておいた方が良いでしょう。


「できるだけ他者の悪口を書かないこと」を信条にする草野、
自戒の念を込めて今日のブログを〆めさせていただきます。
(って、思いっきり他者の悪口を書いてるって?!)


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『「住むならどっち? 持ち家 vs 賃貸住宅」セミナー開講しました』
『間取りのご相談を受けるときの心得』
『住宅会社の見極め法 都合の悪いことを教えてくれるか』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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