本日は、中古マンションの購入+リノベーション
についてのご相談がありました。


少子高齢化で空き家が増える中、
この中古+リノベーションが注目されており、
名古屋でも徐々に取り扱う事業者が出てきました。

今回のご相談も、購入後に買主がリノベーションを行うのではなく、
リノベーションされた中古物件を購入するという形態。

これなら、リノベーション費用も売買金額に含んでいるので、
ローンを利用する際もリフォームローンが不要で、
住宅ローン一本で借り入れすることができます。

このようなリノベーション事業者による買い取り・再販という形は、
資金計画面ではメリットがありますが、
その取引形態故に注意すべき点があります。


リノベーション物件は、すでにリノベーション済みで
あることも多いのですが、それだとせっかくのリノベーションなのに
“自分の思い通り”の住まいにすることはできません。

リノベーションの魅力を最大限に引き出すのであれば、
リノベーション前に契約し、プランニングのうえ、
リノベーションをしたいところ。

ただ、そうすると売主であるリノベーション事業者にとっては、
契約までの時間が余計にかかってしまうことを意味します。


ひとことで住宅・不動産業界といっても、
住宅(建築)業界不動産業界とでは大きく違います。

敢えて色分けをすると、住宅業界というのは家を“作る”ものと捉え、
不動産業界は家を“売る”ものと捉えます。

リノベーション事業者はリフォームして販売するので、
住宅と不動産両方の要素があると言えます。

でも、不動産業界的発想が強いと契約を急かされ、
リノベーションの良さを活かしきれない可能性があるのです。


今回のご相談でも、内装や設備をすべて撤去して
“スケルトン状態”にしてフル・リノベーションするとの話でしたが、
提示された間取りは、既存のものとほとんど変わっていません。

おそらくモデルプランとして作成されたものなのでしょうが、
これではせっかくスケルトン状態にした意味が弱いと言わざるを得ません。

どうせなら、間取りや設備、内装材などにこだわり、
もっと大胆にプランニングしたいところ。

でも、リノベーション事業者からは、
このプラン・金額で契約してくれと迫られているとか・・・

リノベーション事業者の気持も分からないことはありませんが、
草野としては、もう少しじっくりプランニングを検討し、
納得してから契約することをお勧めしました。


これは、施工業者が決まっているという点で、
建築条件付きの土地の場合とよく似ています。

建築条件付きの土地の場合は、土地の売買契約をしても
建物の工事請負契約を交わさなければ、
土地の契約を白紙解除することができます。

でも、リノベーション物件の場合、そういった特約はありません。

もし新居のリノベーションへのこだわりが強かったら、
資金面での制約は出ますが、リノベーション物件の購入ではなく、
物件購入後に住宅会社にリノベーションを依頼する方が
良いと言えるかもしれません。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『こだわりのライフスタイルを実現する“リノベーション”』
『後悔しないリフォームのために考えるべきことは?』
『中古マンションのチェックポイント』



テーマ:住まい リフォーム
ジャンル:ライフ
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