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いま、建売住宅は値引き交渉のチャンス?!

昨日・今日と銀行の住宅ローン担当者とお話しをしました。

金利や顧客、建築業界などの情報交換をするのですが、
その中で「住宅の値段は分からないですね」とのお話しが出ました。

銀行員は建築の専門家ではないとはいえ、
住宅ローンを融資する立場から、さまざまな住宅を見て、
その金額についても多くのデータを持っています。

その立場をしても「分からない」と言わしめるのは、
無理もないことと言えます。


例えば、注文住宅であれば間取りもバラバラ、
仕上げや設備のグレードもバラバラなので、
大きさが同じ住宅であっても金額は大きく変わり得ます。

さらに、同規模・同程度の住宅であっても
住宅会社によって金額は変わりますし、同じ住宅会社でも
受注状況や決算時期などによって値引き幅も変わります。


では、建売住宅であれば、間取りもグレードも
規格化されているので、そんなに金額が変わらないのでは?
と言えば、そうとも言えません。

仕入れた土地の金額によって金額が変わるのは当然ですが、
同じ物件でも売れ残ったら値引きされることも珍しくありません。

今回も「建売住宅の値引きが凄いことになっている」
との話しにつながりましたが、ホントにそうなのです。


ローコスト、かつ大量に建売住宅を供給している
パワービルダーが中部地区でも勢いを増しています。

が、消費税増税の駆け込み需要とその反動の影響からか、
このところ売れ残りも目に付くようになっています。

例えば、草野の住んでいる津島市内でも、
津島駅徒歩圏、かつ2000万円台前半という物件が
売り出しから数か月経っても売れていません。

それらの物件が200~300万円と大幅に値引きされているのですが、
もともと低価格のうえそんな値引きをされたら、
「いったい元の値段は何だったの?」と思えてしまいます。


恐らく、大幅な値引きをしても赤字ではないのでしょうが、
かといって、儲けもほとんどないハズ。

それでも売ってしまうのは、
広告宣伝費や維持費、固定資産税などの経費負担が増えて
利益を圧迫することを嫌ってのことなのでしょう。

さらに、急成長してきたパワービルダーは“作っては売る”
というサイクルを続けなければ成り立たなくなるため、
早期に在庫を処分するという面もあるのでしょう。


これを購入する立場で見れば、
売れ残り物件なら大幅な値引きも期待できるということ。

人気物件ならその前に売れてしまう可能性もありますが、
金額重視であれば敢えて売れ残りを選ぶという選択肢もありますし、
そうでなくても今なら強気で値引き交渉してみても面白いでしょう。

パワービルダーとしては、大幅な値引きをしなくて済むように
建築棟数の調整をするでしょうから、
強気に交渉できるのも今のうちかもしれませんね。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『土地の値引き交渉時の禁句』
『建売住宅の内訳 土地と建物の金額はどうやって確認する?』
『危ない住宅会社の見分け方 建売住宅に手を出したか?!』



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