昨日、住宅ローンのご相談の中で、連帯債務の際の
団体信用生命保険(団信)についてのご質問がありました。


連帯債務というのは、
一つの住宅ローンを二人で借りるというもの。

連帯債務を扱っている銀行は限られますが、
ローンを二本(ペアローン)に分けなくて済むため、
事務手数料などの諸経費を抑えることができます。

ただ、ペアローンであれば団信の保証も
それぞれのローン残高が対象になるので分かりやすいものの、
連帯債務の場合は銀行によって扱いが違うので注意が必要なのです。


まず、ペアローンの場合はどうなるか。

夫が2000万円、妻が1000万円で計3000万円の残債があった時に
夫が亡くなったら、夫の残債2000万円が保険金で完済され、
妻の残債1000万円はそのまま残ります。


それでは連帯債務の場合はどうなるか。

ペアローンと同じように、
名義の割合によって団信が適用される銀行もありますが、
それ以外にも次のような銀行があります。
(例は、夫妻で借り入れし、3000万円の残債があった場合)


1)保証が一人にしか付かない

二人で借りても、そのうち一人にしか保証をかけられないケースです。
例えば夫に団信をかけた場合、
夫が亡くなった場合は3000万円の保険金が出るものの、
妻が亡くなった場合は一切保険金が出ません。

妻の収入がパート程度なら問題ないでしょうが、
妻の収入を当てにしている場合、
妻が亡くなったらローンの返済が大変になります。

ですので、必要に応じて妻には
団信代わりに民間の生命保険に入った方が良いでしょう。


2)それぞれに半々の保証が付く

名義の割合に関わらず、
自動的に50%ずつの団信に加入するというケースです。

夫と妻、どちらが亡くなっても1500万円の保険金がおります。

このケースでも、夫と妻の収入と保証のバランスが悪い場合、
民間の生命保険などに入っておいた方が良いかもしれません。


3)二人ともに保証が付く

どちらが亡くなっても、全額保険金がおりるケースです。

体表的なのが、住宅金融支援機構が提供する
フラット35の団信「デュエット」という商品。

二人分の保証が付く分、保険料(特約料)は高くなりますが、
一人で加入時の1.56倍なので割安です。


夫婦で連帯債務の住宅ローンを組む際には、
団信がどのように適用されるのかをよく確認し、
必要に応じて民間の生命保険で補うようにして下さい。


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テーマ:住宅ローン
ジャンル:ファイナンス
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