先週末のご相談にて、「施主支給を考えている」
とのお話しがでましたので、その注意点をご説明しました。

施主支給というのは、すべての建材や設備を
住宅会社が調達するのではなく、特定の部材を施主が購入して
住宅会社に渡し、それを建物の建築に使ってもらうということ。

ようは、家の建築にあたり、全額費用を払うのではなく、
一部を現物で支給してしまうということになります。


施主にとっては手間が増えますが、施主支給には、
次のメリットが得られることがあります。

 1)その住宅会社が扱っていいない、
  こだわりの建材や設備を使える。
 2)知合いやネットなどのルートがあれば、
  住宅会社よりも安価に仕入れられることがある。



こだわりと価格の点で施主にメリットがあるのですが、
逆に住宅会社側は施主支給をあまり喜びません。

なぜかというと、自社の管轄外の部材が入るために
 1)品質に責任が持てない
 2)工程が読みにくくなる
 3)利益が減る

などのデメリットがあるから。

中には、大手ハウスメーカーのように
原則として施主支給はお断りという住宅会社もあるくらいです。


住宅会社は決して“利益”を最重視しているというワケではなく、
それ以上にリスクを避けたいという意図があります。

もし施主支給を検討する場合は、そのリスク(デメリット)も
よく知っておくべきでしょうから、以下に挙げてみます。

 1)施主の手間が増える
 2)責任の所在が曖昧になり、施工や品質にトラブルがあっても
  保証されないことがある
 3)思ったより金額が下がらないことがある



ですので、施主支給を検討する場合は、
次の点に気をつけて下さい。

 1)施主支給を検討していることを、早い段階で住宅会社に伝える。
 2)支給するものは、出来るだけ責任の所在が
  わかりやすい部分(空調や照明、カーテンなど)に限定する。
 3)施主が責任を持って、納品時期の調整や
  アフター保証の対応をする
 4)値段を重視する場合は、住宅会社からも見積を取って比較する。



住宅会社の仕入れ値というのは、思った以上に値引きが効くので、
手間や品質などのリスクを考えたときに、
あまりメリットにならないことも珍しくありません。

施主支給を考えるなら、住宅会社とも相談の上、
慎重に検討して下さい。


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『カーテンは、いつ、誰が付ける?』
『外構(エクステリア)は住宅会社任せで良い?!』
『コストは下がっても・・・ 相応の心構えが必要な“分離発注”』


テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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