先日、間取りのご相談の中で、
玄関の考え方についてご質問がありました。


ひと口に玄関といっても、さまざまな形があります。

例えば、最近増えているのが、
ウォークインのシュークロークを設け、
「ファミリー玄関」として導線を分けるやり方。

特にお子様がいて玄関周りが雑然としやすい家庭にとって、
アウトドア用品やベビーカーなどのなどの大物を玄関まわりに収納でき、
しかも玄関周りの生活感を消すことができます。

ただ、導線を分けるということは、
そのためのスペースが余計に必要になるということで、
コストアップにもつながります。

頻繁な来客がなかったり、生活感が表に出ても気にならない、
もしくは表に出ないように収納を考えれば、わざわざコストをかけて
導線を分ける必要性も低いという考え方もあります。


このように、玄関の考え方もそれを使うご家族によって変わってきます。

その際のポイントは、自分達家族の「玄関の使い方」と
「何をどこに収納するか」、そしてどの程度まで
玄関を「家の顔」としてを考えるかということです。


まず、使い方ですが、来客について。

来客の頻度、一回あたりの人数、
部屋まで上がってもらうか玄関先で対応するのかによって
玄関の形も変わってきます。

来客が年に数回で、それも玄関を素通りして
リビングや客間に招くのなら、
玄関にこだわる必要性も低いかもしれません。

逆に、家で仕事をしていたり、宅配便などが頻繁に届いたり、
お友達がちょっと立ち寄ることが多かったりする場合。
例えば玄関土間を大きく取って椅子やテーブルを置いて、
ちょっとした来客対応ができるようにしてしまう方法もあります。


また、昔のように、家族は玄関と別に設けた勝手口から
普段の出入りを行うかによっても玄関の大きさや設えは変わります。

買い物帰りやゴミ出しの導線やポストの位置など、
家事のことも含めて考えることをお勧めします。


次に、収納について。

玄関まわりに収納するものとしては、一般的に
靴(普段履くものとそうでないもの)、傘、コート、帽子、
カバン、鍵、印鑑、ベビーカー、子供用自転車・三輪車、
スポーツ用品、アウトドア用品、ガーデニング用品などが挙げられます。

これらのモノをどこにどの程度置きたいかによって、
玄関周りの収納も変わってきます。

ただ、収納場所は玄関以外に納戸や
庭に物置を設置するという手もありますので、
適材適所、どこに何を収納するのかをよく考える必要があります。


最後に、玄関をどの程度「家の顔」として意識するのかですが、
これも人によって判断が分かれます。

どちらかと言えば、来客頻度の多い家庭ほど
家の顔としての設えを意識するケースが多いですが、
必ずしもそうだと言い切れません。

物理的にスペースが確保できないからと言って、
諦めることはありません。

例えば、季節の花や絵などを飾るスペースを確保したり、
使う仕上げ材の仕様を上げたり、照明や採光の取り入れ方次第で、
“家の顔”にふさわしい空間に演出することもできます。


玄関は毎日使うものですし、家の顔でもあります。

自分たち家族にはどのような玄関がふさわしいのか、
よくお考えください。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『家づくりは暮らしづくり! 生ゴミを外に出す頻度は?』
『造りつけの家具だけでは寂しくないですか?』
『防犯と利便性・・・ ポストの位置はどこがいい?』



テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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