昨日は、ご相談者と住宅会社との打ち合わせに同席しました。
その中で、住宅会社の“責任”についてのお話しが出ました。


注文住宅の場合、住宅会社は施主から請け負い家を建てますが、
ただ単に家を建てれば良いという訳ではありません。

プロとして、施主の希望を満たした家を建てるため、
下記のような責任を持ちます。

 1)打合せ・設計
  施主の要望を汲み取り、図面に落とし込む責任

 2)施工
  設計図通りに建物をつくり上げる責任

 3)メンテナンス・保証
  建物完成後の不具合に対する責任

 4)金額
  上記すべてを含めて、施主の予算に納める責任

住宅会社がこれらに一貫して責任を持つことで、
施主の満足を得られますが、逆に住宅会社の
責任意識が低いと、トラブルが起こりやすくなります。


例えば、営業マンが
「弊社では何でもできますから、ご安心ください」
と言うので契約したら、出来ないことがあったり、
コストが大幅に上がったりするトラブルがあります。

これは、営業マンが施主と契約することしか考えず、
契約後のこと、たとえば施工やコストのことに
目が行っていなかったから起こったと言えます。


また、施主の指示通りの間取りにしたが、
入居後に使いにくいとクレームが出ることがあります。

これは、住宅会社がプロとしてのアドバイス、
例えば考えられるリスクの説明や再提案等の
手間を惜しんだから起こったと言えます。

中には、確信犯的に
「あなたの言う通りにしたのだから、文句を言うな」
と言われることさえあります。


これらのトラブルで共通するのは、
住宅会社がその場限りの施主の満足を優先させ、
建物完成後のことまで先を見通していない点です。

そのような住宅会社や担当者では、
同じようなトラブルがよく起こっているかもしれません。

契約前や設計打合せ中に、住宅会社が耳触りのよい言葉で
安請け合いしたり、リスクの説明をしなかったりした場合、
「相手はプロだから大丈夫だろう」
と思わず、施主としては少し慎重になった方がよいでしょう。


逆に、打合せ中に住宅会社が慎重なことを言っても
「やる気がないのか?」などと思わず、
その理由をよく聞いてみることをお勧めします。

施工やアフターに対して強い責任感を持つからこそ
出てきた言葉かもしれません。

また、営業や設計、コーディネート、施工、
アフターメンテナンスを誰がやるかなども確認しておくと、
その住宅会社の考え方や担当者の真意が見えるでしょう。

「責任を持ちます」と口で言うのは簡単ですが、
それが本当かを見極めるのは難しいもの。
言葉のウラに隠れる本当の姿を意識してください。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅会社の見極め法 記録を取ってくれるか』
『類は友を呼ぶ! OB施主で営業マンを見極める』
『“聞いていなかった”“知らなかった”とならないために』


テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック