12月も、残すところあと数日。

例年12月は、年内竣工の現場が重なりバタバタするのですが、
今年はそこに消費税増税前の駆け込み需要が重なり、
例年以上に建築現場がバタついているようです。

エッ、消費税増税までにはまだ3ヶ月あるんじゃないの?
と思うかもしれません。確かにそうなのですが、駆け込み需要のため、
すでに来年3月まで各社とも建築現場がいっぱいなのです。

実際、11月の住宅の着工数も対前年比14.1%増の91,475戸で、
3ヶ月連続で年率換算100万戸の勢いとなっています。

また、工務店に内装リフォームを年明けにお願いしようとしたら、
職人が確保できないと断られた方もいました。


というように、建築業界は消費税増税によるミニバブル状態で、
施工が遅れたり雑になるなどの弊害が頻繁に見られます。

住宅相談センターでは、今月も竣工前の検査に何棟かお伺いしましたが、
工事が間に合わず職人さんが仕上げをする傍らで検査を行ったり、
検査を延期した現場も数箇所ありました。

また、平常時では考えられない、初歩的な指摘事項も散見されています。

それらの現場は、本来なら多少工期を延ばして
万全の体制で検査に臨むべきところ。

でも、ここで工期を遅らせると、将棋倒し式に
次の現場を遅らせてしまい、3月竣工予定の現場が
消費税増税前に間に合わないという事態が起こりかねないため、
強引に竣工・引渡しをしてしまっているようです。


極端な場合、年内竣工で契約したにもかかわらず、
12月時点で着工すらしていないという事例も出ています。

また、引渡しが来年4月にずれ込んだ場合は、
消費税増税分は値引きして対処しようと考えている住宅会社もあります。

単に金銭面だけならそれでも良いのですが、引越し等の都合で
必ず3月までに引渡しを受けないといけない場合は、要注意!

住宅会社の言いなりにならず、自分で自分の身を守る必要があります。


イケイケどんどんで大量受注してしまった会社では、
とにかく目先の売上げが大事で、顧客のことは二の次。

「職人がいなくて・・・」
「皆さん待ってもらっていますから」

などと言い訳してくるかもしれませんが、
そんなことは施主には関係ありません。
施工能力以上の受注をしてしまった住宅会社の責任です。

とは言っても、住宅会社のキャパシティは一定。
出来ないものは出来ません。

そこでどうなるかと言うと、
「あの施主は文句を言わないから、後回しにしよう」
と、相手を見て施工の順番を決めることもあるのです。

これから来年3月にかけて、現場の混乱には拍車がかかります。

どうしても工期が遅れて困る場合は、
“いいお客さん”でいるのではなく、契約書の条項を
持ち出すなどして、強く出ることをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『大工さん何人で家を建てる?』
『スムーズな家づくりのために、スケジュールを押さえましょう』
『意外と少なくない?! 消費税増税後の家づくり』


テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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