昨日は、ご相談者と住宅会社との面談に立ち会いましたが、
その中で家を建てる時の大工さんの人数についての話題が出ました。


一般の方からすると、家を建てる時には
大勢の大工さんが作業をすると思うかもしれません。

確かに、上棟の時には10人以上の大工さんが応援に駆けつけます。

でも、それはあくまで上棟の際の“応援”で、上棟後は一人
もしくは大きな建物でもせいぜい二人で作業するのが一般的です。


上棟後の建築現場でも大勢の職人さんがいるけれど・・・?
と思う方もいるかもしれませんが、それは大工さんではなく、
電気や水道、左官屋といった、職人さん達。

大工さん以外の職人さんは工程に合わせて出たり入ったりで、
ずっと現場に張り付いているのが、木工事を担当する大工さんです。

そのため、たまに現場に行って見ると、大工さんが一人で作業をしていて、
「もっと人手を使えばいいのに」と思うことがあるかもしれません。


でも、人手を増やせばすぐに建物が完成するかというと
単純にそうとも言えず、むしろ人数が増えることで
仕上がり具合にバラツキが出ることもあります。

実際、ある大手ハウスメーカーの現場を見たとき、
1階の仕上がりはとても良かったのに、2階はまるで別モノで、
聞いてみると1階と2階とで大工さんが違っていたのでした。


人数が増えるほど、役割分担や調整も大変になりますし、
責任も曖昧、職人さんの想い入れも薄まることも。

また、大勢で一度に作業をすると現場も乱雑になりやすく、
人件費をかけるほどには効率も上がらず、
じっくりと良い仕事がしにくくなります。

そういう点で、大勢の大工さんが作業をしている現場というのは、
良い現場というよりも、工期に追われている現場ということで、
あまり良いことではないと言えるかもしれません。


もしご自身の建築現場が大工さんでごった返していたら、
工程に無理がないか現場監督さんに確認をしましょう。

そして、場合によれば工期を延ばすなどの手を打ったほうが、
しっかりした建物が建つかもしれません。

特に、これから年度末に向けて消費税増税前の
引き渡しが重なり、建築現場がてんやわんやする可能性があり、
すでにその兆候は出ています。

いま建築中だったり、これから着工するなら、
工程や大工さんの人数をよく確認することをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『工事中の損害は誰が負担する? ~危険負担~』
『近隣対策はしっかりと!』
『整理整頓と良い施工は比例する』


テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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