先日、ちょっと変わったイベントに参加してきました。

場所は“尼ヶ坂サロン”という、カフェ、というか
ギャラリーというか、デザイナーの店長さんが
自宅を改装してオープンした不思議な空間。

▼▼イベント風景▼▼
トークセッション
※画像は主催者のフェイスブックより拝借

360度ぐるっと聴衆が取り巻く中、中心で話しをするのが
“日常編集家”を職業/肩書きとするアサダワタルさん
アサダさんのHPはコチラ

そのテーマは「住み開き」


ここまでで耳慣れない言葉がいくつも出てきています。

“日常編集家”というのは、アサダさんによると
『目の前にある日常風景・状況を整理し、そこから自らの
 関心を引き出し、その関心を表現(他者に伝えるための
 創造的な媒体―文章、映像、音楽、写真、ウェブ、イベ
 ント企画、プロジェクトetc…)へと編集しなおす』
こと。

アサダさんはミュージシャンでもあるので、
アーティストの表現手法なのでしょうが、この発想は
『日常の暮らしを整理し、そこから自らの暮らし方を引き出し、
 その暮らし方を“家”というカタチへと編集しなおすこと』
と言い直せば、家づくりに通ずるものがあります。


そのアサダさんが唱える“住み開き(すみびらき)”というのは、
『自宅を代表とするプライベートな空間の一部を、人が集える
 パブリックな空間へと、無理なく自分の好きなことをきっかけに
 創造的に開放する』

ということ。


アサダさんは全国各地で“住み開き”を実践しているお宅を訪問し、
1冊の本にまとめており、この日もたくさんの事例が
紹介されていましたが、その活動内容は千差万別。

例えば、淡水魚好きが高じて自宅を水族館にしてしまったり、
趣味の役者活動から自宅の一室を“劇場”にしてしまったり。

共通するのは、自分の好きなことや趣味などをきっかけに、
営利を主目的にせず、プライベートな空間を開放しているという点だけ。

あまりに活動内容がバラバラなので捉えどころがありませんが、
“住み開き”という言葉のおかげで、理解しやすくなっています。


住み開きでは、お店や公共施設というパブリックな空間には無い、
“ゆるやか”な関係性が生まれるのだそう。

アサダさん自身がシェアハウスのハシリの
ようなスペースを運営していたとき「家で名刺交換をする」
「会社でお風呂に入る」といった不思議な感覚を持ったのが、
住み開きの発想のもとになっています。

草野も趣味の楽器演奏で、自宅やメンバーの家で練習することが
ありますが、仕事でもなく、かといってプライベートでもなく
ということで、のんびりしつつも各自の役割分担があったりと、
まさに“ゆるやか”なコミュニティになっていました。

アサダさんは、このような付き合いを“第三の縁”と呼んでいます。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、
家づくりの際にこのような考え方を念頭に置くことで
家の間取りや暮らし方が、ちょっと変わってくる気がします。


ほかにも住み開きという発想にたどり着くまでの
アサダさんのユニークな活動や発想をお聞きしたり、
“尼ヶ坂サロン”の店長さんとの対談もあったりと、
楽しい刺激を受けたイベントでした。


ちなみに会場となった“尼ヶ坂サロン”は、
瀬戸線尼ヶ坂駅下車、徒歩数分。

デザイナーの作品が飾ってあるかと思えば、
店長さん家族の本やお子様の絵が飾ってあったり、
おじいさんから受け継いだ由緒ありげな家具があったり・・・

まるでオシャレなお宅のリビング・ダイニングといった雰囲気。
これも住み開きの一つのカタチと言えるかも。

またあらためてお邪魔したくなりました。
尼ヶ坂サロンのHPはコチラ


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『老後の暮らし方をどう考える? 老人ホームを訪問して』
『家づくりと“古楽”の意外なつながり?!』
『大迫力3Dとホームパーティ これぞホームエンターテイメント!』

テーマ:暮らし・生活
ジャンル:ライフ
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