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模範解答を押し付けない 家づくりのコンサルティングとコーチング

昨日は、あるファイナンシャルプランナーから、
“コーチング”のお話をお聞きしました。


コーチングというのは人を育てるための方法の一つで、
似たものに“ティーチング”があります。

ティーチングは相談者に「答えを教える」スタンスなのに対し、
コーチングは「導く」というスタンス。

草野なりの理解では、ティーチングにおいては
辿り着くべき“模範解答”が用意されていますが、
コーチングにおいては相談者自身が“自分に合った解答を作る”
ということのよう。

このコーチングの考え方は、ファイナンシャルプランニングや
家づくりのコンサルティングに相通ずるものがあります。


家づくりというのは“快適な暮らしの場”を作ることに他なりませんが、
何を持って“快適”とするかは人によって違います。

そのため、家づくりにおいては“模範解答”は用意されておらず、
自分自身でどのような暮らしをしたいのかに気付く必要があります。

その時、「家づくりとは“こうあるべき”」という先入観
邪魔になりかねません。


例えば、「家というのは、気密断熱性に優れているべきだ」という考え方。

これ自体は否定されるべきものではありませんが、性能ばかりに
目が行き過ぎると、本来必要な“幸せな暮らし方”に目が向かず、
カタチばかりの家が出来かねません。

ですので、まず「どのような暮らしをしたいのか」という目的があって、
次に、その暮らしを実現するにはどうすればよいかという手段がくるのです。

目的さえ決まれば手段は自ずと見えてくるもので、
コンサルタントとすれば、それは“ティーチング”の領域。
でも、前提となる目的は相談者自身が見つけ出さなければならず、
それが“コーチング”の領域になるのでしょう。

コンサルタントは、経験を積めば積むほど
「先入観=模範解答」を持ってしまいがちです。
でも、暮らし方といった目的を決めるのは相談者。

コンサルタントとしては型にはめる方が楽ですが、
下手に価値観を押し付けないように気をつけたいところです。


これは、ファイナンシャル・プランニングでも同じ。

例えば、有利な住宅ローン選びといった手段は
知識があれば提案できますが、その前段になる
「どのような家計にしたいか」は提案できるものではありません。

それを相談者自身が気付き、納得して決められるようにすることが、
コンサルタントやファイナンシャルプランナーにとって重要なことですね。


本日も2組のご相談がありました。

1組は契約書の内容についてで、まさに手段、模範解答がありました。
が、もう1組は数年後の家づくりに向けてどうすればよいの?というもの。

戸建て or マンション、土地購入+注文住宅 or 建売、
新築 or 中古などなど・・・ 家のカタチにもいろいろあります。
まずは手段の前に“目的”を明確にするようにとお伝えしました。

草野もコーチングの勉強をしてみようかと思ったのでした。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『家づくりの前に、キャッシュフロー表で家計の点検を!』
『判断材料をご提供するのがコンサルティング』
『家づくりは暮らしのリセット! いかに新しい暮らしをイメージするか』

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