このところ、長期金利(10年モノ国債の利回り)上昇しています。

4月上旬には一時的に0.4%台前半を記録しましたが、
黒田日銀新総裁の“異次元金融緩和”の発表以降、
乱高下を繰り返しながら上昇しました。

“黒田ショック”が一段落した4月中旬以降、
0.6%程度で落ち着いたかと思っていたら、先週後半から急騰
今週に入り0.868%を記録しました。

これは、株高によって資金が国債から株式に移っている影響と思われ、
円安株高が続く以上、同様の傾向が続くことも考えられます。


長期金利は、住宅ローンの全期間固定タイプ
10年程度以上の固定金利期間選択タイプの金利水準に影響を与えます。

長期固定金利タイプは、4月はフラット35が史上最低を
更新したものの、5月はメガバンクを中心に若干上昇しました。
その後、金利がどう推移しているのか、気になるところ。

本日ご相談いただいた方からも、
「これから景気がよくなって、金利が上がるって
 言われているけれど、どうなのでしょう?」

とのご質問がありました。

そこで、直近の住宅ローンの金利動向として、
月初に金利を改定するメガバンクとは違い、月の途中で
金利を改定する一部の地銀・信金などの金利を見てみました。


名古屋近辺に支店のある10の金融機関の金利を確認してみましたが、
表向きの優遇金利には顕著な動きは見られませんでした。

0.05%程度利上げしている金融機関も一部ありましたが、
中には逆にキャンペーンで利下げしている金融機関もあるほどです。

本日の長期金利は0.8%と多少下がりましたが、
これは今年の1月頃と同じ水準。
その頃の住宅ローンの金利と現在の水準を比べてみると、
ほぼ同じか、若干(0.05%)高い程度。

名古屋周辺の地銀・信金にとっては、
今の金利水準は許容範囲と言えそうです。


ただ、長期金利の上昇が全く影響ないワケではありません。

この数ヶ月間、10年固定タイプでは、条件次第で
1.10%という“ウラ金利”(実行金利)も出ていましたが、
さすがにそこまでの優遇は難しくなるかもしれません。


また、先行して翌月の金利を発表している
ソニー銀行の金利を見ると、6月の金利は10年固定で+0.286%、
20年超で+0.107%と大幅な利上げとなっています。

全国区のメガバンクや信託銀行を中心に、
長期金利が現在の水準で推移すれば、
来月も住宅ローンの金利が上がる可能性もあります。

ここしばらく、長期金利の動向からは目が離せませんね。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『長期固定金利タイプの住宅ローンがアツい?!』
『2013年5月の住宅ローン金利 ~5年以上の固定金利を中心に上昇~』
『日銀に訊いてみた! 金融緩和・ゼロ金利政策とマネタリーベース』

テーマ:住宅ローン
ジャンル:ファイナンス
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