アベノミクスと日銀の“異次元”金融緩和の影響から、
長期固定金利を中心に過去最低水準を記録している住宅ローン金利

先月の日銀の金融緩和政策の発表から、
株式や為替、債券などの市場が乱高下している中、
住宅ローンの金利はどうなっているのか?

昨日・今日と、民間金融機関やフラット35等の
住宅ローンの金利が発表されましたので、
名古屋地区の5月の金利動向をお伝えします。


まずは変動金利タイプから。

変動金利に影響を与える日銀のゼロ金利政策は終わったものの、
大幅な量的・質的金融緩和が行われています。

そのため変動金利については全く動きが無く、
先月に続き据置きで、三井住友信託の0.775%を筆頭に
1.0%前後の低水準で推移しています。

日銀の金融緩和政策は物価上昇率が2.0%になるまで継続の
見込みなので、変動金利も当面現在の水準で推移すると思われます。


次に、固定金利タイプ固定金利期間選択タイプ

長期の固定金利に影響を与える長期金利(10年モノ国債の利回り)は、
先月の日銀の金融緩和政策の発表で一時的に0.4%台を記録したものの、
その後0.6%前後で落ち着いています。

これは、3月末に比べると0.1%程度上昇していますので、
この動きにあわせて、メガバンクの5年超の固定金利期間選択タイプや
長期の固定金利を中心に、0.05%~0.1%程度の利上げとなりました。

長期の固定金利を扱わない地銀・信金については
3・5・10年固定で据置きにしているケースも見受けられますが、
表向きの優遇金利は変わらなくても、
個別に提示する実行金利の優遇幅が縮小される可能性があります。

とりあえず、10年固定の表向きの優遇金利は
先月同様1.35~1.55%程度がボリュームゾーンとなっています。


そして、フラット35。

こちらは先月過去最低金利を更新したため、
その後の長期金利の上昇と相まって反動もあり得ましたが、
結果としては、下記の通り微増(フラット50は微減)にとどまり、
相変わらずの低水準を維持しています (カッコ内は対前月)。

 ・20年以内  1.54%(+0.05%)
 ・20年超    1.81%(+0.01%)
 ・フラット50  2.44%(▲0.04%)



このところ、景気回復による金利上昇が取り沙汰され、
住宅ローンも変動金利タイプから固定タイプが注目されつつあります。

それに合わせて、一部の地銀・信金では、
20年固定を始めたり、長期の固定金利タイプの
優遇キャンペーンを行うなどの動きが出始めています。

コンサルタントとしても、アベノミクスの進展に合わせて、
住宅ローンの金利動向や各銀行のローン商品の動向を
敏感にキャッチする必要が以前に増して強くなってきました。


なお、上記の金利は金利プラン優遇後の“表向き”の数字です。
借入れ条件や借りる方の属性や交渉次第で、
さらに優遇幅を大きくすることもできます。

より有利な借入れをするためにも、住宅ローン選びの際には
お気軽に住宅相談センターまでご相談下さい。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『日銀に訊いてみた! 金融緩和・ゼロ金利政策とマネタリーベース』
『2013年4月の住宅ローン金利 ~長期金利低下でフラットが史上最低更新~』
『2013年3月の住宅ローン金利 ~先月に引き続き“横ばい”~』

テーマ:住宅ローン
ジャンル:ファイナンス
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