本日、資金計画のご相談の中で、
「早く家を建てた方が良いのでしょうか?」
とのご質問がありました。

よく同様のご質問をお受けしますが、
いちがいに「いつが建て時」は言えません。


いま一番気になるのは消費税の増税だと思いますが、
先月発表された平成25年度の税制改正大綱にも、
消費税増税後の住宅税制優遇が謳われているので、
消費税については増税前、増税後どちらでも
ほとんど変わらないと言って良いでしょう。


それ以外で気になるのは、
家賃を払ってまで頭金を貯めた方が良いのか、
という点だと思います。

これは、家賃と毎月の貯蓄額によっても変わってきます。

頭金を貯めるために、
敢えて賃料の安いアパートで数年過ごすというなら
頭金を貯めることで住宅ローンの借入額を抑え、
支払う利息額を抑えることが出来ます。


ただし、一つ厄介なのが金利の動向
現在のアベノミクスの影響で、
金利が上がる可能性も否定できません。

例えば、総額2500万円の住宅を建てるとして、
頭金ゼロ円ですぐに建てる場合と、数年間貯蓄をして
頭金を300万円用意できた場合で比較してみます。

まず、毎月の返済額を9.5万円に設定し、金利が2.2%だとすると、
返済期間や利息額は以下の通りになります。(元利均等返済の場合)

 ・頭金0円(借入額2500万円)の場合
   返済額  9.49万円/月
   返済期間 30年
   利息総額 917万円

 ・頭金300万円(借入額2200万円)で、金利2.2%の場合
   返済額  9.54万円/月
   返済期間 25年
   利息総額 662万円


300万円頭金を貯めることで、利息の差額は255万円にもなります。
では、頭金は貯めたものの、金利が0.5%上がったらどうなるか?

 ・頭金300万円(借入額2200万円)で、金利2.7%の場合
   返済額  9.57万円/月
   返済期間 27年
   利息総額 900万円


頑張って頭金を貯めても、2.2%の金利で頭金ゼロで建てた時と
利息総額では17万円しか変わらなくなってしまいます。


0.5%の金利変動が、短期間に起こらないかと言えばそうでもなく、
例えばフラット35の場合でいうと、現在の金利が2.01%ですが、
わずか2年前の平成23年5月には2.63%を記録していました。

ですので、金利の点から「今が建て時」というのは、
あながち間違えとも言えません。


でも!

だからといって、あまりに景気や金利のことを気にして
機が熟す前に慌てて建ててしまうと、
いい家づくりが出来ないこともあり得ます。

頭金を貯めるというのは、
その間に家に対する想いを固めることが出来るのです。

とにかく、ご家族のライフプランを考えた上で、
最適な時期に家づくりが出来るよう、資金面でも
それ以外の面でも周到に準備することが重要と言えます。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『日銀のインフレ目標2%で住宅ローンはどうなる?!』
『土地探しは家づくりの熟成期間』
『住宅取得の自己資金、2割以上欲しいそのワケは?』

テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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