10月22日、みずほ銀行が住宅ローンの
団体信用生命保険(団信)のオプションとして、
『8大疾病補償プラス』をスタートしました。

「業界初」という補償内容は次の通りとなっています。

 1)月額返済補償
   住宅ローンを借りた人が病気やケガで働けなくなった場合、
   毎月のローン返済額を保険金として最長1年間支払う。

 2)残債一括補償
   8大疾病により「月額返済補償」が1年間継続した場合、
   ローン残債額を保険金として一括して支払う。



従来の団信では死亡及び高度障害しかカバーしていませんでしたが、
この8大疾病保障プラスでは、ケガや病気でも
最長1年間は保険金で住宅ローンの返済が出来るようになります。

住宅ローンを組む方の多くは30~40代で、
死亡リスクよりケガや病気のリスクの方が心配なので、
そういう点で従来の使い勝手がよさそうです。

ただ、月額返済補償が下りるのは、
病気や怪我で就業できない状態が30日以上続いた場合であり、
ケガや病気が8大疾病以外の場合、補償期間が1年以上続くと
そこで補償が打ち切られる点にはご注意ください。


毎月の保険料はいくらかかるのかというと、
借入時年齢35歳、借入金額2000万円、返済期間35年、
金利1.5%、元利均等返済の場合で下記の通りとなっています。

 ・8大疾病補償プラス 1,230円
 ・8大疾病補償     991円
(8大疾病以外の病気・ケガが対象外)
 ・3大疾病保障特約  2,981円

従来の3大疾病保障特約付き団信に比べて半分以下のお値段ですが、
3大疾病の場合は病気と診断された時点で残債が
一括で保障されるのに対し、8大疾病補償プラスは
「月額返済補償」が1年間継続して初めて残債一括補償されるから。

※対象となる8大疾病は下記の通り
 ・3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋こうそく)
 ・5つの生活習慣病(高血圧症、慢性腎不全、
  慢性膵炎、糖尿病、肝硬変)

また、8大疾病補償プラスは、団信と違い
一般の生命保険と同じように年齢や性別によって保険料が変わり
保険料の支払いも金利上乗せではなく
ローンの支払いとは別に毎月引き落とされます。


いくつか注意点もありますが、
ケガや病気のリスクが気になる方にとっては、
生命保険と比較したり、組み合わせることで
よりリスク対策がとれるようになります。

現時点ではみずほ銀行しかありませんが、
今後、3大疾病保険のように他行でも取り扱われるようになると、
住宅ローンの選定がまたひとつ難しくなりますね。

住宅ローンのコンサルティングを行う者としても、
これだけローンが多様化すると、日々の情報収集が欠かせません。


なお、みずほ銀行の発表はコチラ(PDFファイル)からご覧ください。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『フラット35と民間住宅ローン 保証料と団信料の比較法』
『意外な出費! フラット35の団体信用生命保険“機構団信”』
『万一のときに安心?! 疾病保障付きの住宅ローン』

テーマ:住宅ローン
ジャンル:ファイナンス
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