昨日は建売住宅購入のご相談がありましたが、
その中で地盤改良や地盤保証、液状化についてのお話しが出ました。


東日本大震災では、海沿いの地域を中心に
建物が不同沈下するなどの液状化の被害が発生しました。

ただ、こうした液状化の被害については、
原因が自然災害ということで、
施工や販売をした住宅会社や不動産会社に責任はありません。

そのため、建物の瑕疵保険や第三者の地盤保証に入っていても、
当然保証の対象にはなりません。

実際、大規模な液状化被害が発生した千葉県浦安市でも、
住民が不動産会社に対して訴訟を起こしましたが、
不動産会社側は争う姿勢を示しています。


では、地震による液状化被害に対する保証はないかというと、
それが地震保険になります。

地震保険は、地震による建物の損傷・倒壊、火災以外に、
噴火や津波、そして液状化による被害も補償の対象になるからです。
(地震保険の詳細は財務省のHPをご覧ください)


ただ、液状化が起これば全て補償対象になるワケではなく、
下記のように被害の程度に応じて補償内容が変わります。
(詳しくは日本損害保険協会のHPをご覧ください)

【一部損】
 ・被害状況:傾斜が0.2度超0.5度以下、沈下が10cm超15cm以下
 ・支払金額:建物の地震保険金額の5%
【半損】
 ・被害状況:傾斜が0.5度超1度以下、沈下が15cm超30cm以下
 ・支払金額:建物の地震保険金額の50%
【全損】
 ・被害状況:傾斜が1度超、沈下が30cm超
 ・支払金額:建物の地震保険金額の100%


ご覧のとおり、傾斜が0.2度、沈下が10cm以下の場合は
補償対象になりませんし、一部損と判定されれば
保険金額の5%しか保険金が支払われません。

ちなみに、保険金額は火災保険の保険金額の1/2までしか
かけられませんので、もし火災保険が2000万であれば、
一部損の場合は50万円ということになります。


とは言え、瑕疵保険や地盤保証、火災保険では液状化被害は対象外。
海や川の近くや地盤が緩い地域にお住まいの方は、
火災保険にプラスして地震保険加入を検討することをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『家具や家電はたった4割?! 軽視してはいけない“家財保険”』
『地盤保証があっても安心ではない?! 弁護士の講演より』
『液状化の実態から見る、事前の対策と事後の補修』

テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック