昨日、これから家づくりをお考えの方から、
税制優遇や補助制度についてご質問がありました。

曰く「これって得でしょうか、損でしょうか」


現在、景気刺激やエコ対策として、
国や自治体では様々な制度を持っています。

住宅会社や不動産会社は
「いまが家の建て時!」と一生懸命PRしており、
ホントのところはどうなの?と気になる方も多いと思います。

でも、単純に経済的“損得”で考えると、
はっきり言っておトクとは言えません


例えば、太陽光発電。

設置にあたっては
出力1kWあたり30,000円~35,000円の補助金がもらえたり、
発電した電力を1kWhあたり42円で買い取ってもらえます。

でも、設置には100万円以上かかり、維持費用もかかります。

売電すれば10年で元がとれるという話もありますが、
どれだけ売れるかは、搭載する容量や
日当たりなどの条件によって変わってきます。

 ※詳しくはコチラ(設置補助金売電


また、長期優良住宅。

住宅ローン控除の限度額上乗せや、登録免許税の減額、
固定資産税の軽減措置の期間延長といった措置がありますが、
長期優良住宅の認定をとるためには一定の仕様を満たす必要があり、
そのための費用は決して安くありません。

要は、リターンを得るためには投資も必要で、
その費用対効果は決して高いとは言えないのです。


だからと言って、これらの各種制度の
存在意義や利用価値が無いという訳ではありません。

これらの制度は、エコ住宅など、社会的意義の高い住宅に対して、
性能を上げるためにかかった費用を、
社会的に負担してくれるというものです。

単純な“損得”で制度の利用を考えるのではなく、
自分の建てたい家に合った税制優遇や補助制度があれば
利用を検討するというのが、本来の考え方だと言えます。


いくらたくさんのオマケが付いてくるからと言って
使わないものを買う人はいないでしょう。

煽り文句に踊らされずに、
自分たちにとって何が必要なのかを冷静に見極め、
その上で利用できるものは上手に利用したいところですね。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『いま建てなければ損? チラシの冷静な読み方』
『世間の建て時と自分の建て時は違う』
『平成24年度税制改正法案成立! 住宅関係の主な改正点』

テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
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