雑誌やネット、新聞チラシなどでよく見かける
「今が買い時・建て時」との文言。

各種税制優遇や補助制度など、
いま建てなければ損!とばかりの書きっぷりに、
住宅展示場に見学に行ったという方も多いことでしょう。

本日も、そんなチラシを片手に、
「実際のところはどうなのでしょう?」
と、ご相談にお越しになった方がいました。


このようなご相談のときに常に申し上げるのは、
「住宅ローン控除400万円!」等のパッと見たイメージに踊らされず、
自分達にとってメリットがあるかを冷静に判断して欲しいということ。

そのためには、それぞれの制度の内容をよく把握し、
自分達がどのように活かせるのかを確認する必要があります。

例えば、実際によくある文言を
新聞に掲載された広告で見てみます。


「贈与税非課税枠
    1500万円に拡充!(12/31まで)」


確かに、贈与税非課税枠は使って損のない制度です。

ただ、1500万円という枠を使えるのは、
省エネ性又は耐震性を満たす住宅の場合ですが、
まだ建物仕様の詳細は発表されていません。

また、来年も金額は1200万円(一般住宅は700万円)に
下がるものの、非課税枠の制度は継続します。
贈与額によっては、慌てて今年中に贈与を受けなくてもよいでしょう。

 ※贈与税非課税枠についてはコチラの記事もご覧下さい


「フラット35Sエコ 金利引下げ幅
    拡大(当初5年間)-0.7%(10/31まで)」


0.7%の優遇は大きいですが、
そもそも全期間固定の住宅ローンを利用しなければ、
関係ないですよね。

 ※フラット35Sエコについてはコチラの記事もご覧下さい


「復興支援住宅エコポイント
  1戸あたり150,000ポイント(10/31まで)」


15万ポイント=15万円ですので、新築住宅の費用からすれば
それほど大きな金額ではないと言えるかも。
なお、先日の国の発表で、予約申込は7月中に閉め切る見込みです。

 ※住宅エコポイントの予約前倒しはコチラの記事もご覧下さい


「住宅ローン控除
  10年で最大控除額400万円(12/31まで)」


最大400万円の控除というのは、長期優良住宅を建てて、
毎年40万円以上の税金(所得税と住民税)を納め、
なおかつ10年後も住宅ローン残高が4000万円以上ないといけません。
そんな人はあまり多くないでしょう。

また、来年も控除額は300万円(一般住宅は200万円)に
下がるものの、住宅ローン控除の制度は継続します。
ローン残額や納税額によっては、控除額が変わらないこともあります。

 ※住宅ローンの控除額についてはコチラの記事もご覧下さい


・・・という訳で、どのような住宅を建てるかや、住宅ローンの借入額、
納めた税金の額によって、使える制度や使えない制度、
使えるけれどメリットの無い制度が出てきます。

また、贈与税非課税枠や住宅ローン控除のように、
額は減るものの来年も継続される制度もあります。

使えない制度のために、ムリに時期を前倒ししても
意味がありません。物事には良い面・悪い面、両方あります。
チラシなどを見る際には冷静にご判断ください。

もしご自身で判断できないようでしたら、
お気軽に住宅相談センターまでご相談下さい!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『世間の建て時と自分の建て時は違う』
『平成24年度税制改正法案成立! 住宅関係の主な改正点』
『ホントに消費税増税前のいまが建て時なの?!』

テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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