昨日、アキュラホームで家づくりを
検討中の方から、ご相談がありました。

内容は、6月5日に発表された建築基準法違反について。
自分が検討中の住宅会社が建築基準法違反をしたというのですから、
ビックリですよね。


今回の建築基準法違反とはどのようなものだったのか?
国土交通省アキュラホームの発表によると、次のようになります。

アキュラホームが名古屋市内で施工した木造住宅で、
国土交通大臣の認定と異なる仕様で施工されたため
準耐火建築物の基準に適合せず
建築基準法違反になったとのこと。

具体的には、
 1)間仕切壁の施工不良
  ・石膏ボードを留めるビスの長さが40mmではなく28mm
  ・下地組の同縁が未施工
  ・石膏ボード上端部のビスが未施工
  ・石膏ボードの継ぎ目に隙間があった など
 2)床の施工不良
  ・床の直下の天井に張る石膏ボードの継ぎ目の当て木が未施工
 3)軒裏の施工不良
  ・換気用スリットの隙間が大きい
 4)外壁の施工不良(※疑いがある)
といった施工状況。

これらの施工不良により、本来求められる性能
耐火時間45分以上など)が満たされていないことになります。
同様の疑いは全国383件の住宅にもあり、現地調査を行うのだとか。


今回の施工不良の原因は、
「準耐火建築物であることを認識の上で設計と施工」
を行ったものの、「工事の監理に不行き届き」
があったからとのこと。

発表には施工不良は「部分的に」との記載があり、
該当するのはこれまでに建築した9,820棟のうち4%程度でもあるため、
図面・マニュアルのミスや、意図的・組織的な手抜きというより、
うっかりミスを含めた施工品質のバラツキなのでしょう。

現場の職人さんにとっては全く悪気はなく、
ちゃんとチェックしたつもりが、確認漏れがあった・・・
そのミスを見つけて是正指導すべき現場監督や監理建築士も、
十分に機能していなかった・・・

これは、アキュラホームの現場特有というものでなく、
弊社のホームインスペクション(住宅診断)の検査現場で
ボードの隙間やビスの留め忘れなどが散見されること、
監理建築士の姿を見かけないことからも、容易に想像できます。

(ちなみに、ホームインスペクションをすれば
 絶対にこのような施工不良を防げるとまでは言いませんが、
 現在の建築現場にとって、ホームインスペクションの
 存在意義があることは確かでしょう)


アキュラホームとしては、
「お客様の安全・安心を最優先する方針のもと、
 早急に改修工事などの対策を実施してまいります」

との方針を打ち出しています。

今回の件をきっかけに、現場の品質管理を徹底するようになれば、
いまアキュラホームで家づくりを検討中の方にとっては
プラスになることでしょう。

今回の建築基準法違反は、
施主の指摘を受けて調査して発覚したとのこと。

それをアキュラホームは揉み消さず、国に報告し
調査を行うという姿勢を持っていますので、
今後の対応に期待したいところですね。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『建築プロセスがよく分かる、ホームインスペクションの報告書』
『マニュアルでは全てをカバーしきれない・・・ ハウスメーカーの施工』
『竣工後にクロスの不具合が出たら』

テーマ:家を建てる
ジャンル:ライフ
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