本日は、愛知県半田市にある
ナゴヤハウジングセンター半田会場にて、
セミナーの講師をしてきました。

「失敗しない住宅会社の選び方」※概要はコチラ
をテーマに、20名ほどの方々にお話しをお聞きいただきました。


このナゴヤハウジングセンター半田会場、
すぐとなりに古いレンガ造りの建物があります。

▼▼旧カブトビール工場▼▼
北東より


このレンガ建物、旧カブトビールの工場として
1898年(明治31年)10月31日に建てられたもの。
実に100年以上前の建物です。

基本設計がドイツのゲルマニア機械製作所、実施設計が妻木頼黄、
施工が清水組(現清水建設株式会社)によるもので、
延床面積は推定5,456m2、高さ約21m、地上5階建ての建物です。
(詳細は半田市役所のHPにて


カブトビールというのは、
明治時代に半田にて創業されたビールメーカー。
戦前には5大ビールメーカーの一つに数えれたそう。

カブトビールは大都市に立地する他の4大メーカーに押され、
戦時中は軍需工場、戦後はコーンスターチ、
コーンオイルなどの製造工場になりました。

現在は国の登録有形文化財や近代化産業遺産に指定され、
年に数回、内部が一般公開されています。

一般公開時には、建物の見学だけではなく
復刻カブトビールの限定販売やグッズ販売、喫茶コーナー、
ドイツパンの販売などもしています。

残念ながら本日は一般公開日ではなかったので、外観のみ見学しました。
写真も撮りましたので、ちょっとご覧いただきます。


▼▼ハーフティンバー▼▼
南東より

こちらは建物南東の国道247号線より写した外観。
レンガの外側に木造の柱・梁が見える
「ハーフティンバー」という建築様式です。


▼▼西側壁面▼▼
西側壁面

外壁のアップです。
レンガ自体はヒビや欠けなどはほとんど見られず、
100年以上経っているとは思えませんね。
外壁の手前下部は、敷地形状に合わせてエグられています。


▼▼アーチ状の窓▼▼
アーチ窓

同じく西側壁面の窓です。
窓の上部がアーチ状になっています。


▼▼機銃掃射の跡▼▼
機銃掃射跡

こちらは戦時中の米軍の機銃掃射を受けた跡。
戦火の生き証人、ナマナマしいですね。


▼▼中庭▼▼
中庭

建物南西部にある中庭です。
樹木や壁にかかった緩衝材のタイヤが、
往時の様子を髣髴させるよう。


最新の住宅が建ち並ぶハウジングセンターのすぐ脇に、
こんな建物があるというのも、すごい対比です。

先端技術を誇るスマートハウスも、
さすがに風格では赤レンガ建物に及びませんね。
(比較すべきものではありませんが)


次回の一般公開は7月7日・8日。
近代の建築物に興味のある方、よろしければどうぞ!

名鉄住吉町駅から徒歩数分ですので、
カブトビールを飲んでも大丈夫ですよ!

   >>>赤レンガ建物一般公開の詳細はコチラ


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『歴史的建築物と舞踏会で優雅なひととき』
『バロック建築の修道院 「神言会多治見修道院」』
『100年の時空を超えた教会』

テーマ:建築
ジャンル:学問・文化・芸術
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