家づくりの資金計画 一般的な目安は?
昨日、ここ数年の内に家づくりをしたい、というご相談がありました。
まだ漠然としているので、いくら家づくりにかけてもよいのか、
資金計画について話しをききたいとのこと。
まず、将来を見越して資金計画を押さえておこうというのは
とても良い心構えですネ!
こんな時、住宅相談センター
では
家計の収支予測(キャッシュフロー・シミュレーション)を作成し、
ライフプランや家計の収支面から
そのご家族に合った資金計画や家づくりの時期をご提案します。
昨日も、そのための記入シートをお渡しし、
後日お送りいただくようにお話ししました。
ただ、記入シートをお渡ししただけで終わってしまっては、
せっかくご来社いただいたのに申し訳ありません。
そこで、“一般論としては・・・”との断り付きで、
家づくりの資金を考える上での目安をお話ししました。
この一般論、年収や自己資金額で予算が簡単に計算でき、
「相談に行く前に自分で考えみたい」
という方のご参考になると思いますので、
以下、いくつかご紹介してみたいと思います。
1.自己資金は2割以上用意したい
ローンの返済額を抑えられますので、
自己資金が多いに越したことはありませんが、
では、いくら用意すればよいの?というときの目安です。
予算総額は自己資金の5倍以内という言い方もできます。
自己資金が2割以上必要な理由は、
ローン対象外の諸費用が一般的に予算の2割程度かかるとか、
自己資金が2割以上あるとローンの金利優遇が大きくなる
などが挙げられます。
2.返済負担率(返済比率)は25%まで
返済負担率というのは、年収に対する年間のローン返済額の割合。
負担率が高いほどローンの返済額が高く生活費を圧迫することになります。
無理なくローンの返済を行い、ゆとりある生活を送るためには、
返済負担率は25%以下に押さえたほうがいいということです。
例えば、年収500万円で返済負担率25%の場合、
年間の返済額は125万円までということになります。
これでいくら借入れできるかというと、
金利2.2%(固定金利タイプのフラット35の水準)とすると、
20年返済で約2000万円、35年返済で3000万円となります。
3.ローンの借入額は、年収の5倍まで
返済負担率から借入可能額を計算するのは結構面倒。
そんなときに、この目安が手軽に使えます。
年収が500万円なら、ローンの借入額は2500万円まで。
シンプルで分かりやすいですよね。
・・・といったところです。
繰り返しになりますが、ここで挙げたのは
あくまでも一般論であり目安に過ぎません。
本当に自分がいくら家づくりにかけてもよいのかは、
家族構成や年齢、年収、職業、自己資金などの条件を踏まえて
個別に計算しないと出てこない点を、よくご理解下さいませ。
▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅取得の自己資金、2割以上欲しいそのワケは?』
『審査を確実に通すために知っておきたい、住宅ローンの“審査金利”』
『一般論では判断できない、住宅ローンの借入額』
まだ漠然としているので、いくら家づくりにかけてもよいのか、
資金計画について話しをききたいとのこと。
まず、将来を見越して資金計画を押さえておこうというのは
とても良い心構えですネ!
こんな時、住宅相談センター

家計の収支予測(キャッシュフロー・シミュレーション)を作成し、
ライフプランや家計の収支面から
そのご家族に合った資金計画や家づくりの時期をご提案します。
昨日も、そのための記入シートをお渡しし、
後日お送りいただくようにお話ししました。
ただ、記入シートをお渡ししただけで終わってしまっては、
せっかくご来社いただいたのに申し訳ありません。
そこで、“一般論としては・・・”との断り付きで、
家づくりの資金を考える上での目安をお話ししました。
この一般論、年収や自己資金額で予算が簡単に計算でき、
「相談に行く前に自分で考えみたい」
という方のご参考になると思いますので、
以下、いくつかご紹介してみたいと思います。
1.自己資金は2割以上用意したい
ローンの返済額を抑えられますので、
自己資金が多いに越したことはありませんが、
では、いくら用意すればよいの?というときの目安です。
予算総額は自己資金の5倍以内という言い方もできます。
自己資金が2割以上必要な理由は、
ローン対象外の諸費用が一般的に予算の2割程度かかるとか、
自己資金が2割以上あるとローンの金利優遇が大きくなる
などが挙げられます。
2.返済負担率(返済比率)は25%まで
返済負担率というのは、年収に対する年間のローン返済額の割合。
負担率が高いほどローンの返済額が高く生活費を圧迫することになります。
無理なくローンの返済を行い、ゆとりある生活を送るためには、
返済負担率は25%以下に押さえたほうがいいということです。
例えば、年収500万円で返済負担率25%の場合、
年間の返済額は125万円までということになります。
これでいくら借入れできるかというと、
金利2.2%(固定金利タイプのフラット35の水準)とすると、
20年返済で約2000万円、35年返済で3000万円となります。
3.ローンの借入額は、年収の5倍まで
返済負担率から借入可能額を計算するのは結構面倒。
そんなときに、この目安が手軽に使えます。
年収が500万円なら、ローンの借入額は2500万円まで。
シンプルで分かりやすいですよね。
・・・といったところです。
繰り返しになりますが、ここで挙げたのは
あくまでも一般論であり目安に過ぎません。
本当に自分がいくら家づくりにかけてもよいのかは、
家族構成や年齢、年収、職業、自己資金などの条件を踏まえて
個別に計算しないと出てこない点を、よくご理解下さいませ。
▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『住宅取得の自己資金、2割以上欲しいそのワケは?』
『審査を確実に通すために知っておきたい、住宅ローンの“審査金利”』
『一般論では判断できない、住宅ローンの借入額』
| ◆マイホームの資金計画 | 20:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑