先日、ご相談者と一緒に、
ある建築家の設計したお住まいを見学してきました。

そこで暮らすお施主さまに話を聞くことができるので、
モデルハウスや完成見学会を見学するとき以上に、
その建築家・住宅会社の家づくりが見えてきます。


通常、建物を見学するときは、
建物そのもの、例えば仕上がり具合や施工精度だとか、
デザイン性などに目が行きがち。

でも、建物そのものがご自身のイメージに合っているかは、
実はあまり重要なことではありません。デザインや間取りというのは、
お施主さまの要望や好みが反映されているからです。

住宅会社もプロですので、ある程度の要望には合わせてくれます。
あまり間取やデザインを見る必要はありません。

むしろ、せっかくお施主さまの話しが聞けるのなら、
要望や好みがどのように反映されているのか
住宅会社やお施主さまに質問しながら見学すると、
その住宅会社の家づくりが見えてきます。

ようは、建物そのものはプロセスの「結果」、
大事なのは「家づくりのプロセス」というワケです。


そこで、もし入居済みのお宅(OB施主宅)を見る機会が持てたら、
家づくりのプロセスとして、設計・施工、そして入居後に
住宅会社がどのように対応したかを聞いてみましょう。

例えば、
 ・どのように要望を汲み取ってもらったか?
 ・当初の予算通りに建築できたか?
 ・住設機器選びなど、詳細なモノ決めはどのように行ったか?
 ・施工中の現場監理はどのように行ったか?
 ・竣工後の定期点検などはどのように行っているか?

などなど。

また、家づくりは1年以上の長期間に及びますので、
その途中でトラブルが発生することもありますが、
重要なのは、トラブルの有無ではありません。
「どんなトラブルが起こり、どのように解決したか」
を聞いてみましょう。

ほかに、入居後時間が経過している場合、
新築当時と暮らし方が変わった点を訊いてみましょう。
将来を見越した設計が出来ているかが分かります。


あと一点、入居済みのお宅を見学する際のポイントを。

それは、建物を見ていいな!と思ったら、
率直に「いいですね!」という感想を
お施主さんや住宅会社に言って下さい。

気持ちよく案内していただけますし、
先輩施主としてのアドバイスなど、
より色々なお話しをお聞かせいただけると思います。

プライバシーの場を見せていただく感謝の意を込めて、
ちょっとした手土産をお渡しするのもいいですよ。


なかには、施主のプライバシーを盾に、
OB施主宅の見学を渋る住宅会社もありますが、
そういう住宅会社は、あまり施主との関係が良くないこともあり得ます。

先日見学したお宅は、
建築家とお施主さまの関係がとても良好なのがハタ目にも分かり、
それだけ家づくりに満足している様子が伝わってきました。
その住宅会社に満足しているからこそ見学させてもらえるワケです。

そういう住宅会社では、
OB施主宅見学 → 住宅会社決定 → 竣工 → 入居 → OB施主宅見学
というサイクルが確立されていることが多く、
施主も、かつて自分がしてもらったように、
次に家を建てる人のために協力しようという気持ちになるのですね。


モデルハウスや営業トークでは見ることが出来ない、
その住宅会社の家づくりの姿が見えてきますので、
住宅会社選びの際は、ぜひ入居されている建物も
見学させてもらうといいですよ!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『職人さんおススメの住宅会社に外れはない?!』
『住宅会社を見極めるポイント! 現場での挨拶と整理整頓』
『見学会の注意点 ヘンな先入観に囚われないように・・・』

テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
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