マイホーム購入お悩み相談室 | 名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

1000組の家づくり・家計改善をサポートしてきた住宅専門ファイナンシャルプランナーが、初めて家を建てる人のために、後悔しないマイホーム実現法を大公開!

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

基礎を打つ前に確認したい“かぶり厚さ”

昨日、今日と二日続けて、大手ハウスメーカーの施工現場の
ホームインスペクション(住宅診断)に行ってきました。

ハウスメーカーの施工現場というのは、
工場での生産割合が高いため、
総じて現場での指摘事項はさほど多くありません。

本日の現場は基礎の配筋検査でしたが、
工場で鉄筋を切断・溶接し、現場では組み立てるだけのため、
配筋のピッチはきれいに等間隔、
補強筋などもぬかりなく入っています。
さすがですね!

でも、わずか数か所ですが、指摘事項が出ました。
それが“かぶり厚さ”について。


かぶり厚さ(かぶり厚)とは何かというと、
鉄筋からコンクリート表面までの距離のこと。

住宅の基礎というのは鉄筋コンクリート造り、
つまり、鉄筋とコンクリートを組み合わせて作られます。
コンクリートの持つ“圧縮”に強い特性と
鉄筋の持つ“引っ張り”に強い特性を組み合わせることで、
より頑丈な構造になる訳です。

でも、かぶり厚さが充分でないと、
本来の鉄筋コンクリートの性能が出ません。

それは、どうしてか?
大きく“強度”と“耐久性”の2つが挙げられます。


強度については、負荷がかかるとひび割れてしまうということで、
わりとイメージしやすいかと思いますが、
耐久性については少々説明が必要です。

というのは、鉄筋は鉄そのものですので“錆”に弱い訳ですが、
コンクリートがアルカリ性のため錆を防いでくれます。
でも、かぶり厚さが足りないとコンクリートの中性化の影響で
鉄筋が錆びて強度が落ちたり、ひどい場合は鉄筋が膨張し、
内部からコンクリートを破壊する“爆裂”が生じるという訳なのです。


今回の現場は、基礎の立ち上がり部分はハウスメーカー専用の
スペーサーで調整し、きっちりかぶり厚さが取れていましたが、
数か所ある基礎に配管を通すための穴(ボイド管)
鉄筋に接触し、かぶり厚さがとれていませんでした。

このような部分は現場作業になるため、
大手ハウスメーカーといえども、
どうしても指摘事項が出やすい個所なのです。


今回の現場の監督さんは
「自分たちだけでは“慣れ”による見落としもあるかもしれない。
 いろいろな人にチェックしてもらえるとありがたい。
 職人もいますので、気づいたことはどんどん言って下さい」
と仰っていただき、その場で手直しもして下さいました。
ありがたいことです!

一旦コンクリートを打ってしまうと
配筋の状態を確認するのも手直しするのも困難ですので、
コンクリートを打つ前に、基礎の配筋やかぶり厚さなどを
ぜひ確認しておきたいところですね。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『マニュアルでは全てをカバーしきれない・・・ ハウスメーカーの施工』
『基礎工事の重点インスペクション』
『梅雨を味方にする家づくり』


|  |-建築現場の注意点 | 15:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://sumaizakki.blog5.fc2.com/tb.php/1358-e60d8a68

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT