本日は気持ちのよい秋晴れのもと、
大手ハウスメーカーによる施工現場の基礎配筋検査でした。

大手ハウスメーカーの施工にはマニュアルがあるため、
通常、著しい施工不良はそうそうありません。

今回の現場もいくつか指摘事項はあったものの、
その場ですぐに手直しをしてもらい、
大きな問題はありませんでした。


が、その際、こんなやり取りがありました。

基礎を配管が貫通する箇所で、
配管を避けるために配筋のピッチが粗くなっています・・・

 検査員「補強が入っているのは分かるんですが、
     もう一本くらい補強筋を入れられますか?」

 監 督「ここも、マニュアル通りなんですよね・・・」


といったやり取りの後、監督さんが職人さんを呼んできました。

 監 督「ここのところ、一本入れてくれるかなぁ」
 職 人「あぁ、ここ? やっぱりそうか。。。
     マニュアル通りやってんだけど、
     ここはピッチが粗くなるから、
     そりゃぁもう一本入れたほうがいいんだよ」


と職人さん。

細かいダメ出しに気を悪くするかと思いきや、
すぐに手直しをしてくれたうえ、こんな言葉も。

 職 人「マニュアルがあるんだから、業者から言っちゃいかんだろう。
     え? 言ってもいい?
     何百件もやってきて、僕らのほうが場数踏んでるからね」


さらに「お客さんのこと考えると、ちゃんとやらんとね」と、
なかなか気持ちの良い職人さんでした・・・


大手ハウスメーカーの場合、たくさんの棟数をこなすため、
工場生産化やマニュアル化を徹底していますが、
数をこなさないといけないため、どうしても
“マニュアルさえ守っておけば、それでよし”
という風潮も否定しきれません。

それで欠陥住宅が出来るという訳ではないのですが、
いかに懇切丁寧にマニュアルを作っても、
敷地や建物形状など、条件が一つ一つ違う注文住宅の現場では、
どうしても現場合わせの施工が出てしまい、
マニュアルでは全てをカバーしきれないのが実際のところ。

より品質の良い住宅をつくるには、マニュアルをベースにしながらも、
いかに現場に合わせて臨機応変に対応するかが求められます。

工業化住宅といえども、いや、むしろ工業化住宅だからこそ、
現場の経験や声を活かして欲しいところですが、
やっぱり元請け・下請けの関係では、
職人さんも思うようには動けないよう。

その中に第三者のホームインスペクションが入ることで、
多少なりとも風通しの良い現場になるのでは?と感じました。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『テンポ良く進めることが出来る住宅会社は?!』
『営業マンによって変わるハウスメーカーとの家づくり』
『ハウスメーカー選び まずは構造・工法から』

テーマ:住宅・不動産
ジャンル:ライフ
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