マイホーム購入お悩み相談室 | 名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

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2020年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年09月

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安い土地には理由がある!? ちょっと大変な基礎コンクリート打設

昨日ご覧いただいた通り、基礎の配筋のチェックも終わり、
いよいよコンクリートを打設するときに出てきた問題とは!?

配筋した基礎の現場に、生コン車からコンクリートを送るのです。
ですが。。。

草野家のこの離れ。もともと中古住宅が建っている敷地の、
さらに奥の空き地に建てるのです。

でも、この敷地へは、手前の母屋が邪魔になって、
生コン車が入っていけないのです(^^;


母屋の敷地とこの離れの建築地とは、
もともと別々の所有者が持っていました。

そして、奥の敷地は道路に接していないため、
そのままでは建物を建築することはできません。

でも、手前の土地の持ち主なら、
奥の敷地で家を建てることができます!

そこで、手前の母屋の敷地を購入すると同時に、
奥の土地も購入したという訳。それも、格安で。
通常では使い道がない土地ですから。

その結果、下図のようなL型の敷地になりました。

配置図


やはり土地には相応の相場というものがあり、
安い土地には安いなりの理由があります。

母屋を取り壊して手前と奥の土地を一体で建築すれば
あまり気にしなくて良かったのですが、草野家の計画は
手前の敷地の母屋はそのまま生かしてリフォームをします。
そして、奥の敷地に離れとして、音楽室を新築します。

すると。。。重機が入らないのですよね!


実は別ルートから侵入することも出来るのですが、
ぎりぎり幅が2メートル。

ですので、今回の基礎工事でコンクリートを打設しようとしても、
生コン車を建築する建物のそばまで持って行くことができません。

そのため、コンクリートを打つためには、
生コン車からポンプで延々送る必要があります。


実際にコチラが建築地。

生コン-1


そこから延々とパイプとホースをつなげて・・・

生コン-2

生コン-3

生コン-4


ようやくポンプ車と生コン車にたどり着きます。

生コン-5


これだけの距離はありますが、ポンプ車の威力で
何とか打設も進み・・・




底盤の打設が完了! きれいにコンクリートが打てました(^o^)

全景

北東から


今回の土地は安く購入できたものの、それ相応の苦労もあります。

この後、建物上棟時にもクレーン車を入れることができず
人力で上棟作業を行うため、通常の倍は時間がかかるとのこと。

このように重機が入らないため人力で作業するとか、
高低差があるため擁壁の費用がかかるなど、
土地によっては施工にあたって割高になることもあります。

安さばかりに目が行ってしまい、
後で思わぬ出費に泣かないようにご注意ください。



さて、底盤のコンクリート打設から一夜明けた本日、
現場に行ったら基礎の立上り部分の打設のために、
型枠が設置されていました。

型枠設置


合わせて、昨日打設した底盤部分の型枠が解体されていたので、
底盤側面のコンクリートを見てみると・・・

底盤

ジャンカも無く、とってもキレイです\(^o^)/


明日は、この立上り部分の型枠の中に、
再び生コンを流し込むのですが・・・

玄関

中の鉄筋を確認してみると、傾いてしまい
型枠の片側に寄ってしまっている個所が!?

立上りの鉄筋

これではかぶり厚が取れません!?

立上りの打設は明日の午後。
それまでに手直ししてもらいます!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『音楽室の基礎工事着工! ドローンからの空撮』
『古い中古住宅を購入したら。。。鉛管に注意!』
『浄化槽解体後の地面がブカブカ!? 雨降って地固まる』


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|  |-管理人の家と暮らし | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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配筋のかぶり厚は? 基礎コンクリートの打設

草野家の家づくりも、ただいま新築する離れの基礎を施工中。
本日は底盤(ベース)部分のコンクリート打設を行いました。

基礎は文字通り建物を支える基礎ですから、建物でも特に重要な個所。

基礎は鉄筋とコンクリートで出来ていますが、
コンクリートを打設した後に見えなくなる鉄筋の組み方がとりわけ重要。

全景-2

ということで、打設前には工務店さんだけでなく
設計監理をお願いしている建築士さん、そして草野自身も確認しました。


普段、草野自身も仕事として基礎の配筋を見ていますが、
当ブログでは、ご相談者のプライバシー等もあり
詳しい写真は掲載していません。

が、今回は自宅。特に気兼ねすることもないので、
どんな点をチェックしているのかご紹介してみます。


基礎の配筋を見る時のポイントはいくつかありますが、
図面通りできているかは当然、図面に書ききれない部分のチェックも重要。

大きくは
 1)鉄筋の径(太さ)
 2)鉄筋の間隔(ピッチ)
 3)かぶり厚
 4)人通口や配管周りの補強
 5)鉄筋の緊結方法
 6)防湿シートの破れ
 7)ゴミの有無

といったところ。順番に写真でご紹介します。


まずは鉄筋の径。
メーカーの刻印と合わせて、鉄筋に刻まれています。

こちらは10mm。

刻印(10mm)


こちらは13mm。

刻印(13mm)


次が鉄筋の間隔。こちらは立上り。

立上り


底盤(ベース)部分の鉄筋の間隔と、
2本の鉄筋をつなぐ際の重なり具合である継手。

ピッチと継手


こちらは立上りの定着。

定着


次は、鉄筋のかぶり厚。

かぶり厚とは鉄筋がコンクリートに包まれる厚さ。
この厚さが取れないと、コンクリートがひび割れ、
そこから雨水が基礎内部に侵入して鉄筋を錆びさせてしまう恐れがあります。

こちらは、立上りのかぶり厚。

かぶり_立上り


こちらは、底盤のかぶり厚。

かぶり_底盤


そして、かなり重要、かつ指摘が出やすいのが、
通常の基礎部分よりも強度が劣る、人通口や配管まわりの補強。

こちらは人通口の補強。

人通口-1


少しアップにした写真。

人通口-2


こういった補強というのは、
たくさん鉄筋を入れればよいというものでもありません。
鉄筋が密集しすぎると、鉄筋のまわりにコンクリートが
回りきらなくなることがあるからです。

そこで、下の写真のように鉄筋の方向を変え、間隔が空くようにします。
見た目はあまりよくありませんが、下手なわけではありません。

密集


次が配管まわりの補強。
やはり、管が貫通する分、強度が劣るので、補強が必要です。

配管-1


ただ、下記のように、鉄筋と配管が接触していると、
鉄筋のかぶり厚が取れなくなってしまいます。

配管-2

配管-3

配管-4


かぶり厚を確保するためには鉄筋を切断しなくてはいけないこともあり、
かぶり厚を優先するか鉄筋を切断しないのかを優先するのか、
議論になることが結構あります。

今回はかぶり厚を確保するために鉄筋を切断し、
強度を補うために補強を入れてもらいました。


配管(手直し)-1

配管(手直し)-2

配管(手直し)-3

とても丁寧に手直しして頂きました(^o^)


こちらは、鉄筋と鉄筋をバン線(針金)でちゃんと緊結しているか。

バン線


このように立上りで外周部にバン線が出ていると、
ここから雨水が基礎内部に入ってきて鉄筋を錆びさせる可能性があります。
きっちり内側に向けます。


あとは、底盤部分に敷いてある防湿シートの破れや、
その上に落ちているごみの有無などなど。

ということで、配管まわりの処理の手直しをしていただきましたが、
あとは特に問題なし。良かったよかった。


が、いざコンクリートを打つ段になると、けっこう苦労することが!?
ちょっと長くなったので、何があったかは、次回、ご紹介します。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『大壁と真壁のどちらを選ぶ? 草野家の場合』
『音楽室の基礎工事着工! ドローンからの空撮』
『地鎮祭&清祓い執り行いました!』


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紙造軸組み工法!? “のんテント”

草野家も家づくりが進んでいますが、
娘もまた、絵を描いたり工作したりといった、手を動かすことが大好き。
で、とうとうこんなものを作ってしまいました。

テント-01

テント-02

テント-03

テント-04

テント-05

テント-06

テント-07

テント-08


構造は「紙」。紙を筒状にして骨組みとしており、
いわば「紙造軸組み工法」になります!?

簡単な図面もあります。

図面


屋根の上には、こんな飾りも。

テント-10


テントの中は無柱空間! ちゃんと保っています!

テント-09


ただし、設置した場所が、草野家の居間。

まもなく新居への引越しを控え、荷物整理をしたり
新居用で購入する家具などがやってくる予定。

さすがに新居に持って行くわけにもいきませんので、
まもなく解体されることになるでしょう。
記録として、このブログに掲載しました。

カミさんが作成した動画もご覧下さいませ。




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大壁と真壁のどちらを選ぶ? 草野家の場合

草野家の家づくりもだんだん進んでいます。

増築する離れの音楽室は、基礎の配筋工事が進み、
まもなくコンクリート打設を行います。

基礎配筋

中古住宅として購入した母屋も、
配管や電気関係の工事に入っています。

配管

コンセント


本日は日曜日で工事はお休みですが、
現場にて、床や壁、天井の仕上げや
照明やコンセントなどの確認をしました。

図面だと分かりにくいことも多いので、
実際に工事が進む室内で、
細かな納まりや寸法なども確認していきます。

特に、リフォームの場合は新築と違い、
細かな仕上げの納め方は現物合わせということもあります。


例えば、その一つが壁の納まり。

住宅の壁の仕上げには、大きく1)真壁(しんかべ)と
2)大壁(おおかべ)の二つの種類があります。

真壁というのは昔ながらの日本の家にあるような、
構造材の柱を見せる仕上げ方。草野家の購入した中古住宅は
築48年の典型的な日本の家なので、一つある洋間以外は、
下記の写真のように全て真壁になっています。

真壁


対して、大壁というのは構造材である柱の上から仕上げ材を貼り
柱を見せずに一面壁にしてしまう仕上げ方です。
下の写真が、唯一の洋間で大壁になっています。

大壁


どちらかと言えば大壁の方がモダンで洋風な感じになるので、
最近の住宅は大壁にしてクロスで仕上げるのが主流です。

逆に真壁にすると、柱の見栄えがよくなるように、
節の無い等級の高い材料にしなければいけなくなり、
手間もかかるためコストもアップします。

ですので、草野家の場合、新築する離れの音楽室は
壁の下半分に板を貼り、上はクロスで仕上げる大壁としました。


ただ、リフォームを行う母屋は、もともとが真壁。

せっかくの柱を隠すのも惜しく、
できれば真壁のままにしておきたいと思ったものの、家族からは
モダンに見える一面クロス仕上げで良いのでは、という意見も出てきました。

特に不評なのが、土壁、というかキラキラ光る繊維壁。
だいぶ古臭く見えるようで、いっそ全て隠したいとの意向。

その気持ち、分からなくないですが、
大壁にすると柱の上からボードやクロスを貼るため、
部屋や廊下が狭くなるというデメリットもあります。

一番コストが下がるのは、まさに繊維壁&真壁のままですが、
それでは家族の同意が得られないので、コストはかかるのですが
薬剤で繊維壁を落とした上から左官で仕上げるという方法にしました。


この真壁にする上で、今回、一番問題となったのがLDK。

建物東に面するLDKは敷地奥にある空き地に面した一等地。
そこに向けて全面的にサッシとウッドデッキを設ける計画です。

で、既設の柱を活かそうと思ったのですが、
柱にはいろいろな細工がされていて、室内に見える面はきれいなのですが、
それ以外の面を表に見せるのは少々難があります。

柱


また、既設の柱とサッシの寸法が微妙に合いません。

そこで、見栄えと寸法を合わせるために
柱のサイドに化粧材を取り付けることになりました。
やっぱり真壁は相応に手間がかかります。

柱の納め方


ただ、見栄えを重視しない廊下や納戸・書斎については、
サッパリと大壁にすることにしました。

実際に真壁を大壁にするには、下の写真のように
既存の柱の上に胴縁をかませてボードを貼り、
最後にクロスなどで仕上げます。

ただいま、こんな感じで施工されています。
この上にボードを貼ります。

大壁の施工-1

大壁の施工-2


今回、現場で大工さんの様子を見ていて思うのは、
やっぱり真壁でリフォームするのはけっこう難易度が高く、
大工さんの経験や技術が重要です。

古民家再生や真壁などでリフォームをする際には、
そんな点も顧慮してリフォーム会社を選ぶことをお勧めします。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『音楽室の基礎工事着工! ドローンからの空撮』
『室内の解体進む 水回りの傷みも問題なし』
『室内の解体工事スタート! 構造躯体は大丈夫!?』


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「収入に見合ったライフプランが知れて良かった」T.H様からのご感想

ずっと猛暑が続いていますね。
昨日の午後は新築現場の検査に行きましたが、暑さで大変でした。

でも、今夜は8月の下旬らしく、涼しくなってきました。
久しぶりにクーラーを切っています。
ようやく夏の終わりが見えてきましたね。


さて、昨日はこれから家づくりを進める方へ
マイホーム予算診断をご提出しました。

ご相談いただいたのは清須市にお住いのT.H様で、家づくりにあたり
「自分の借り入れの適正額が知りたい」とお考えになり、
「専門家からの第三者的な視点で教えて欲しかった」
ということで、家計とマイホーム相談室にお問合せいただきました。

実際にマイホーム予算診断をお受けになったところ、
「他商材の営業がなかったので、相談内容に集中できた」
家づくりに取り組む前に相談できて良かった」
「収入に見合ったライフプランが知れて良かった」
「現実的に家が建てられる見込みが分かって安心した」

等のご感想をいただきました。ご安心頂けて良かったです!

家計とマイホーム相談室では、住宅専門ファイナンシャルプランナーが、
これから40年間のライフプランをもとに家計の収支をシミュレーションし、
適正な家づくりの予算をお出ししています。

詳しくは、家計とマイホーム相談室のHPご覧ください。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『「予算がいくらか不安だった」名古屋市T.S様のご感想』
『「具体的数値で示され、分かりやすかった」名古屋市T.W様のご感想』
『「人生で一度の購入と考えると費用対効果は高い」M.K様からのお言葉』


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