終の棲家の建て時は?
初めてお会いしたのが2014年の初秋。
それから2年程かけての家づくりでした。
草野はご要望の整理から始まり、
住宅会社のご紹介などをさせていただきました。
大手ハウスメーカーでの建築となりましたが、
通常の設計者ではなく選りすぐりのデザイナーをご用意していただき、
じっくり設計していただきました。
鉄骨造を活かした大開口のリビングは見もの。
それ以外にもゆったりしたアプローチ、玄関ホールから眺める坪庭、
落ち着いた和室、2台入るビルトインガレージなど、見どころがいっぱい。
軒を深くした品のある佇まいで、周囲に溶け込んでいます。
実際にお住まいになって数か月。ご感想をお聞きしました。
「いろいろじっくり考えたので、思った通りの家ができました」
「住んでみて、失敗したと思ったところが無く、とても満足しています」
良かったです!
ここまでご満足いく家を建てるため、
じっくり打合せやモノ決めをされました。
床のフローリング材一つとっても、
実際に施工されている建物まで見学に行かれたほど。
そんなご経験からこんなお言葉も出ました。
「今だから、ここまでやることが出来ました」
60代のご主人は、お仕事に余裕が出たのをきっかけに
終の棲家をご計画なさったので、余裕をもって家づくりに臨めました。
ただ、これがあと10年遅ければ家づくりに費やせる体力が無く、
逆にもっと若い時に家づくりをしていたら仕事や子育てで忙しく、
家にかける時間も取れなかっただろうとのこと。
これは確かにその通りですよね。
若い方で注文住宅をお考えの方は、
家づくりをしている間は他のことをする余裕が無くなると考え、
できるだけお仕事などの繁忙期からズラすことをお勧めします。
また、老後に終の棲家を建てようという方は、
定年などに合わせて家づくりを行うことをお勧めします。
定年などの変化が家づくりの良いきっかけになりますし、
時間が経つにつれ「もうこのままでいいや」と思ってしまうことも。
また、あまりお年を召されると、住まいの環境が変わることが
身体にとってストレスになることもあるのです。
気力・体力・時間の3拍子が揃った時が、
終の棲家の建て時ですよ!
▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『その家、買うべきか、買わざるべきか?』
『家はライフプラン次第』
『どこまで将来に備えて家づくりを考えればよい?』
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