住宅ローン減税を効果的に受けるには?
その中で、住宅ローン減税を踏まえて
夫婦で住宅ローンを借りた方がよいのかとのご質問がありました。
住宅ローン減税というのは、
住宅ローンを組んで家を購入したり建築した場合に、
所得税や住民税金が戻ってくる(控除される)という制度。
ただし注意が必要なのは控除される額は人によって違います。
下記の図1の通り、
1)所得税と住民税(一部)の納税額
2)毎年末の住宅ローン残高の1%
3)年間最大控除額(40万円もしくは50万円)
の3つのうち、一番低い金額が10年間控除されます。
▼▼図1▼▼

ですので、図2のように1人では所得が低い場合・・・
▼▼図2▼▼

夫婦で住宅ローンを借りて所得を合算することで、
図3のように住宅ローン減税をより多く受けられるようになります。
▼▼図3▼▼

ただし、図4のように借入額が低ければ・・・
▼▼図4▼▼

いくら夫婦で住宅ローンを借りて所得を増やしても、
ローン残高が上限のままですので、控除額は増えません。
ここで挙げたのは一つの例に過ぎず、上記3つの金額によって
どのように住宅ローン減税が適用されるかが変わります。
他にも、所得が高い人は、敢えて自己資金を出さず
借入額を増やすことでより控除を受けられることもあります。
まさにケースバイケース。
これから住宅ローンを組む方は、
自分たちの場合はどうなのかよく検討して下さい。
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『頭金の額に迷ったら・・・』
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