マイホーム購入お悩み相談室 | 名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

1000組の家づくり・家計改善をサポートしてきた住宅専門ファイナンシャルプランナーが、初めて家を建てる人のために、後悔しないマイホーム実現法を大公開!

2015年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年02月

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間取りを比較するときに、間取り以上に大事なことは?

昨日は、メ~テレ八事ハウジングさんでの
住まいづくりアカデミーの後、
会社に戻り一組ご相談をお受けしました。

商談中の図面等を拝見しながら、
間取りや住宅会社選びのお話しをしました。


昨日の住まいづくりアカデミーでもお話ししましたが、
住宅会社を選ぶ際は、複数の会社を比較することが重要。

そのための材料の一つが、間取りや見積などの提案物です。

同じ予算、要望、敷地でも、
出てくる間取りは全く違うことも珍しくありません。

草野も毎回ご相談をいただくたびに
どんな間取りが出てきたか、拝見するのが楽しみ!

今回拝見したプランの中にも、草野が思ってもいなかった発想があり、
思わず目からウロコ、そのアイディア、草野も使わせていただきます!

いやいや、建築は奥が深い!


ということで、間取りを拝見して良い点は率直に申し上げますが、
逆に使いにくそうな点、気を付けた方が良い点、
変えた方が良い点などもお伝えしていきます。

そうして各社の間取りの評価をしつつ、
より良い間取りへとブラッシュアップしていくことになります。

そうすると各社の間取りは似たものになり、
最終的にどの住宅会社で建ててもの同じものになるのでは?
と思う人もいるかもしれません。

確かに間取りだけ見ればそうでしょう。
でも、住宅会社選びは間取りだけではありません。

と言えば、そりゃ金額でしょ、という人がいるでしょう。

それはその通り、どのような間取りの家がいくらで建つのか、
それも重要なこと。でも、それだけではありません。

ある意味、間取りや金額以上に大事なことがあります。


相手は建築のプロですから、金額も含めて
とことん詰めていけばかなりの程度で要望を満たすものになります。

でも、住宅会社や担当者によって、
最終形に至るまでの過程が大きく変わる可能性があります。

端的に言えば、スムーズに進む会社とそうでない会社があり、
スムーズに進む会社の方が、より自分たちに合っていると言えるのです。


これは経験や能力だけの問題ではありません。

一言で言えば、センスが合うとか、相性がいい、とか
そういった人対人のコミュニケーションの面も大きいのです。

例えば、今回のご相談者の例で言えば、
何度打合せをしても思い通りの間取り・デザインにならない住宅会社があれば、
逆に一発で満足のいく提案をしてくる住宅会社もありました。


もともと、家づくりにおいては、
1社に絞ってからが本格的な打合せのスタート。

数社も平行していたら、詳細の打合せなどできないからであり、
そういう点では、1社絞る段階のプランはまだ未完成と言えます。

むしろ1社に絞る段階の間取りは、それまでのやり取りを振り返って、
これから先の家づくりがスムーズに進むかどうかを占う
“試金石”として捉えるべきと言っても良いでしょう。


どんな間取りにも良い点があれば悪い点もあります。

あまり間取りを気にし過ぎると欠点ばかり目に付くようになり、
各社の良さが見えず、結局住宅会社を選べなくなってしまうことも。

そんな時は、間取りを比較するというよりも、
その間取りが出来てきたやり取りや経過を振り返ってみると良いでしょう。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『注文住宅を値引きさせたら、手抜き工事される?!』
『施主主導で住宅会社を決めるためのモノの言い方』
『「こんなこと言っていいの?」ではなく、要望は言ってみる』



| ◆住宅会社選び | 21:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゼロからでも安心の家づくり成功術 セミナー開講しました

本日は、メ~テレ八事ハウジングさんにて
今年初めての住まいづくりアカデミーでお話しをしてきました。

今回のテーマは、新年らしく
『今年こそマイホーム! ゼロからでも安心の家づくり成功術』

年内、もしくは遅くとも来年4月1日の消費税増税までに
家を建てるにはどうすればよいかについて、
3つのステップに分けてご説明しました。


7名の方にご参加いただきましたが、
進んでいる方で住宅会社と商談しているところで、
これから家づくりを始めるという方がほとんど。

少人数での開催となりましたので、
講義中にたくさんご質問をいただいたほか、
セミナー修了後にも個別にご相談をたくさんいただきました。


次回の住まいづくりアカデミーは、
家計の総合相談センターとの共催で2月7日に開講します。

テーマは『家を建てるなら知っておきたい 住宅ローンの基礎知識』

皆さまのご参加をお待ちしています!



   第48回住まいづくりアカデミー(冬のライフプランセミナー)
   『家を建てるなら知っておきたい 住宅ローンの基礎知識』



 利息を含めると、時には家よりも高い買い物となる“住宅ローン”。
 少しでも有利な住宅ローンを借りるために必要な準備から銀行との
 交渉方法まで、実際に使える裏技を織り交ぜてお話します。

【日 時】2月7日(日)10:30~12:00
【会 場】中日コンサルティングプラザ セミナールーム
      名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル6階
【講 師】住宅相談センター 主席コンサルタント・草野 芳史
【参加費】無料(予約制)
【問合せ】住宅相談センター
      0120-756-365(なごむ 365日)


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『実名大公開! 参加者限定セミナー開催しました』
『消費税8%の内に家を建てるには? セミナー開講しました』
『土地探し&資金計画セミナー開講しました』



| ◆セミナー・相談会情報 | 17:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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家や土地を決断すめるための3つのステップ

本日は、建売住宅購入のご相談がありましたが、
その中でどのように決断すれば良いかのお話しをしました。


家や土地は何千万円もする大きな買い物。
しかも、定価も無く、同じものも二つとありません。
簡単に決断できず、迷ってしまうのも当然。

しまいには「もっといい物件があるはず」と、
購入できなくなってしまうことも。

では、どうすれば物件を決めることが出来るのでしょうか?


不動産は上を見ればきりがありません。

が、立地も、利便性も、環境も、大きさも、陽あたりもよく、
しかも安い、そんな完璧な物件はありません。

あったとしても最後の“安い”、
つまり金額が折り合わないことがほとんど。

ですので、家や土地を決めるときは、
まずは完璧な物件は無い
というところからスタートすべきです。


その上で、良さそうな物件が出てきた時にどのように決断するか。
次の3つのステップで考えてみましょう。

【ステップ1】
家や土地に対する要望を再度整理する。

【ステップ2】
絶対外せない条件を3つ挙げ、それらを満たしているか確認する。

【ステップ3】
絶対NGな条件を1つ挙げ、その条件に該当しないか確認する。


ようは、家や土地に対する優先順位を明確にするということ。

優先するのは金額なのか、大きさなのか、立地なのか、環境なのか、
絶対ダメなのは利便性なのか、学区なのか、さまざまな要素があるでしょう。

自分たちにとって、何が重要で、何が譲れないのかを明確にすることで、
それ以外のあまり重要でないことが割り切れるようになります。


・・・それでもやっぱり迷う時は。

遠慮なく住宅相談センターにご相談下さい!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『大手と地場、不動産会社の違いは?』
『土地の現地確認時の注意点“電線”』
『土地探しを丸ごとアドバイス! 土地購入安心パック』



| ◆土地・不動産探し | 21:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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同居や二世帯住宅に追い風! 三世代同居対応住宅の優遇制度が創設

いやぁ、寒い寒い。
今朝は、草野家のある津島市内でも雪が積もりました。

おかげで本日予定していた、新築現場の
ホームインスペクション(施工検査)は延期となりました。


この寒い中、昨日・今日と草野は
説明会や勉強会が3件重なっています。

昨日は、国土交通省主催の
「住宅取得・改修に関する支援制度等説明会」
をお聞きしてきました。

このところ国が力を入れている住宅施策は
「既存住宅(中古住宅)の流通活性化」で、
方向性は変わっていないことが昨日の説明会でも確認できました。

そのための具体的手段としての「ホームインスペクション」も、
いよいよ本格的な普及時期に入ってきました。

ここまでは特に目新しいものではありません。

先月発表された税制改正大綱を見ていても
来年度の新規施策にはあまり大きなニュースは無いなあ、
と思っていたところ。

が、よく話を聞いてみると、国は新たな施策を打ち出してきました。
それが「三世代同居」の推進。


戦後の日本の家庭は、それまでの大家族から核家族化しました。

それを再度方向転換し、再び大家族化、
もしくは親子二世帯同居を促進するということのよう。

背景にあるのは少子高齢化。その解消のために、
子育ての負担を親世代の協力で解消しようということ。
安倍政権の掲げる「一億総活躍社会」実現への一環です。

また、国は明確に謳っていませんが、子育てだけでなく
高齢者の自宅介護の促進も視野に入っているのでしょう。

そこで国土交通省は、三世代同居のための家づくりに対して
補助金や減税などの優遇措置を打ち出したという訳です。

では、具体的にどのような施策なのか。


まずは三世代同居対応住宅を新築する場合。

「地域型住宅グリーン化事業」の一メニューに位置づけられ、
三世代同居に対応した住宅を建築する費用として
上限30万円の補助金がもらえます。

この「三世代同居に対応した住宅」というのは何かというと、
キッチン、浴室、トイレ、玄関のうち
2つ以上の設備が複数設置されている住宅
のこと。

ですので、「完全分離」「一部共用」は問われません。


ただし、この補助金のベースは
あくまで「地域型住宅グリーン化事業」

そのため建物そのものが
 ・長期優良住宅(100万円/戸)
 ・認定低炭素住宅(100万円/戸)
 ・性能向上計画認定住宅(100万円/戸)
 ・ゼロ・エネルギー住宅(165万円/戸)
 等
である必要があります。

これらの対象住宅の場合に、カッコ内の補助限度額にプラスして、
三世代同居に対応した住宅を建てるための費用として
最大30万円がもらえるという訳です。

また、建てる住宅会社が住宅関連事業者で組織した
グループに所属する中小工務店でなければならない点、
及び、建てる建物が木造に限定される点にもご注意下さい。


次が、既存の住宅を三世代同居対応にリフォームする場合。
まずは、新築同様の補助金です。

こちらは「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の一メニューで、
従来の長期優良住宅化リフォームの補助金に上乗せする形で
上限50万円を受け取ることが出来ます。

長期優良住宅化リフォームの補助金が
リフォームの内容によって100万円・200万円もらえますから、
補助額の合計は150万円もしくは250万円となります。

対象となる工事は
 1)キッチンの増設
 2)浴室の増設
 3)トイレの増設
 4)玄関の増設

で、工事完了後の建物に、上記1~4の設備のうち2つが
複数設置されている必要があります。

ただ、ベースの制度が「長期優良住宅化リフォーム」ですから、
工事前のインスペクションの実施や維持保全計画の作成が求めらるほか、
 ・耐震性
 ・省エネルギー性
 ・劣化対策
 ・維持管理・更新の容易性

などの性能を向上する必要があります。


リフォームの場合は、補助金だけでなく税制優遇もあります。

従来からある、耐震・バリアフリー・省エネといった
所得税の減税対象にプラスして、三世代同居も対象となります。

現金でリフォームした場合は工事費等の10%(上限25万円)を、
ローンでリフォームした場合はローン残高の2%
(5年間の合計の上限62.5万円)を、所得税から控除できます。


三世代同居対応住宅に関する制度の概要は、以上となります。

ということで、これから家を建てる際のキーワードとして、
「三世代同居」がクローズアップされてきました。

親子での同居や二世帯住宅の建築をお考えの方には、
大きな追い風となりそうです。


なお、三世代同居対応住宅の優遇制度の一部(リフォーム分)は、
平成28年度予算で実施の予定です。

制度のスタート時期や詳細は、まだ確定していない点にはご留意下さい。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『エッ、ここで建てたら低炭素住宅の認定が取れない?』
『二世帯住宅建替への親の気持ちは?』
『補助金をもらっての家づくりはタイヘン!?』


|  |-住宅の税金と法制度 | 17:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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大手と地場、不動産会社の違いは?

本日は土地探し中の方からのご相談がありました。

その中で、大手と地場、それぞれの不動産会社の
違いについて、お話しが出ました。


やっぱり大手と地場では違いがあります。

例えば物件の情報量。
大手の方が多かったりします。

普通の人が家を売ろうと思えば、
ブランド力や安心感のある大手不動産会社に
行ってしまう傾向があるからです。

ですから、購入希望者が大手不動産会社に行けば、
たくさんの物件情報を出してもらえるかもしれません。


が!

たくさんの情報が出てきても、気に入る物件が出てこなければ。
また情報がどんどん出てくるかと言えば、そんなことはなかったりします。

大手不動産会社は組織としてキッチリしている反面、
ノルマが厳しかったり、効率重視だったりします。

手持ちの物件で成約に至らないような面倒なお客さんは放っておいて、
すぐに成約しそうな別のお客さんを追いかけたりします。

ブランド力があってお客さんがたくさん来る分、
お客さんを選り好みできる、という訳です。


それに対して地場の不動産会社。

あまり一般の売主からの依頼は入らなかったとしても、
その地域の情報に精通していたり、
地元に長い付き合いの地主さんがいたりします。

そういった地主さんから掘り出し物の情報が出てきたり、
付き合いのある地主さんに売却を掛け合ってくれたりします。

ブランド力がない分、来たお客さんには
じっくり付き合ってくれたりもします。


・・・と書いてしまうと、
地場の不動産会社の方がいいんじゃない?
と思ってしまうかもしれませんので、補足すると。。。

こういった傾向がある、とご理解ください。

大手と地場、それぞれ得意不得意がありますので、
やはり両方の不動産会社に声をかけた方が良いでしょう。

また、会社の規模による傾向以上に、
担当者による違いの方が大きいもの。

何社か不動産会社をまわって、
良さそうな会社や担当者を探してみてください。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『土地探しと住宅会社選び、どちらが先?』
『不動産取引の“両手”と“片手”とは?』
『中古住宅探しの前にやっておくべきこと ひと手間惜しむべからず』



| ◆土地・不動産探し | 21:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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