マイホーム購入お悩み相談室 | 名古屋の住宅専門ファイナンシャルプランナーによる、後悔しないマイホーム実現法

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2015年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年01月

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土地探しと住宅会社選び、どちらが先?

昨日は土地を購入して、
注文住宅をご検討中の方からのご相談がありました。

そこで出たのが、
「土地探しが先? 住宅会社探しが先?」
というご質問。


このご質問は、ホントに頻繁にいただきます。

土地探しも大事だし、住宅会社選びも大事・・・
土地が決まらなければ、どんな建物が建つか分からない・・・
建物の予算が決まらなければ、土地の予算も決められない・・・
いったいどこから手を付ければ良いの?!

と堂々巡りになってしまう人も。


この質問に対する答えは、立場によって大きく変わります。

1)「土地が先でしょ。だって、土地は世界に一つしかないんだから。
  建物なんて、土地に合わせていかようにでも建てられるよ」

2)「そりゃ、やっぱり建物が先。いくらいい土地を買っても、
  希望の建物が建たなかったら、意味ないでしょ。
  先に住宅会社が決まれば、土地も住宅会社が探してくれるよ」


どちらが正解か? って、どちらも正解。
立場や考え方で答えが変わります。


まず注意すべきは、上記の答えをプロに聞くと、
ほぼ間違いなく不動産会社は1、住宅会社は2と言うでしょう。

そりゃ、不動産会社は土地を売るのが、
住宅会社は建物を売るのが仕事だからです。


では、土地を買って家を建てる立場からすればどちらが正解か。

不動産会社でもなく住宅会社でもない草野の回答は、こうです。
「立地を重視するなら1、建物を重視するなら2」

ただ、現実には土地と建物どちらを優先するか明確でない人、
例えば、土地・建物それぞれにこだわりがあったり、
逆に土地・建物両方のイメージが漠然としているケースも少なくありません。

そんな場合は、
「土地探しと住宅会社探しを平行して行う」
のが良いでしょう。


土地を探したり、住宅会社と話をすることで、
漠然としていたイメージが明確になってきます。

そして、住宅会社に建物の要望を伝え、建物がいくらになるのか、
どれくらいの広さになるのかを教えてもらえば、
その建物が納まる(金額的にも面積的にも)土地が分かります。

土地はすぐに見つかるものではありません。
土地が見つからなくてイライラしているときに
住宅会社と話をしていると、気分転換にもなります。

そして、土地が見つかれば、複数の住宅会社にプランを
提案してもらったり、見積競争をすることもできます。


ですので、よほど意中の住宅会社があったり、
土地に強いこだわりが無ければ・・・

「土地が先」「住宅会社が先」と決めつけず、
土地探しと住宅会社選びを並行することをお勧めします。

それでもどうしても一歩を踏み出せないという方。
住宅相談センターにご相談ください。

不動産会社でも住宅会社でもない立場で、
土地のこと、建物のことを解きほぐし、
どのように進めればよいかアドバイスしますよ!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『ローン選び・住宅会社選び・建築中の検査 まとめてご相談下さい!』
『土地を探す“エリア”にも優先順位を』
『施主主導で住宅会社を決めるためのモノの言い方』



| ◆土地・不動産探し | 19:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なぜ日経新聞一面トップに“中古住宅取引 透明に”の記事が掲載?

昨日付の日経新聞朝刊に、
「中古住宅取引透明に」「国交省 開示強化、売買促す」
との記事が1面トップで掲載されました。

▼▼日経新聞 12月21日付朝刊1面▼▼
日経_151221

「増える空き家 流通後押し」として、
国土交通省が、中古住宅市場の活性化に向けて、
次の2点に取り組んでいるというもの。


一つ目が、取引状況の登録義務化

これはレインズ(不動産業者間の物件検索システム)に、
「募集中」「購入申し込みあり」「紹介を停止中」といった
商談状況を登録・表示するというもの。

他業者による客付けを事実上拒否する、
仲介業者によるいわゆる「囲い込み」を防ぐための施策。

囲い込みを防ぐ一番の手は「両手」仲介を禁止することですが、
数年前に検討されたものの立ち消えになった経緯がありますので、
次善の策として、取引状況の登録義務化を決めたということでしょう。


二つ目が、住宅診断の重要事項説明書への記載

住宅診断とは住宅相談センターでも行っている
ホームインスペクションのことで、中古住宅売買時の
一番の不安要素である物件の状態(品質)を専門家が診断すること。

この住宅診断のことを、売買契約前に行う
重要事項説明に盛り込むというもの。

どのように盛り込むかは検討中のようで、
「住宅診断の報告書がある」とか
「住宅診断の実施可能」など、
記載方法はまだ決まっていません。

住宅診断そのものを義務付けるというものではありませんので、
その効果は未知数ですが、住宅診断の宣伝にはなるでしょう。


中古住宅の市場活性化については、
国土交通省は数年前から検討を進めています。

住宅相談センターが事務局を務める
既存住宅品質サポートセンターでも、国交省の補助金を使って
ホームインスペクションの普及啓発に取り組んでいるところ。

先日も、補助事業の一環として
ホームインスペクションの実地研修を行っています。

今回の記事は、日経新聞の1面トップに掲載されているので
何か大きなニュースかというとそういう訳ではなく、
政策の動向を報道しているという程度。

国交省としては、新聞報道を通して来年の宅建業法改正に向けた
地ならしをしているのかもしれません。

国交省は本気。この流れは変えられません?!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『ややこしいけれど必要! 既存住宅瑕疵保険』
『中日新聞に住宅診断(ホームインスペクション)同行取材が掲載』
『不動産取引の“両手”と“片手”とは?』



|  |-新築 vs 中古 | 21:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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トイレで頭がぶつかる?! 間取りは高さにも注意を

昨日は二組のご相談がありました。

その中で図面を拝見し、
「高さに注意」とのお話しが出ました。


家の間取りは、図面を見ながら考えます。

図面は2次元の世界ですが、実際の家は3次元。
そのため平面の図面を見ながら空間を想像しなければいけません。

そうすると、意外と見落としていたものが見えてきます。


今回拝見した図面で気になったのは、トイレの天井

階段の下を有効活用してトイレを設置していましたが、
階段の下だけに天井が斜めになってしまう可能性があったのです。

天井が低くても、邪魔にならない位置であれば問題ありませんが、
身長によっては便器にしゃがんだり立つときに頭をぶつけたり、
ぶつけなくても天井が気になることもあります。


階段の下には収納を設けることもありますが、やはり同じこと。

床面積は取れていても、高さが取れていないと、
思ったほどの収納空間にならないことも。

入居後にそれに気づくと、
入れようと思っていたものが入らずに困る事もあります。


部屋の高さ関係は、
展開図(部屋の中心から四方を見た図)で分かります。

間取りを考える際は、平面図だけではなく展開図などを参照して、
よく確認するようにして下さい。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『二世帯住宅建てるなら“音”にご注意』
『階段室と2階廊下の照明は連動させるのがおススメ』
『図面だけでは空間の広さは分かりません?!』



|  |-間取りとデザイン | 21:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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建売・マンションが一番値引きされるのは?

本日は二組のご相談がありました。

その中で、建売住宅をご検討中の方から、
値引きについてのご質問が出ました。

誰しも、家を安く買えればそれに越したことはありません。
でも、売主(住宅会社)は高く売りたいもの。

そこで買主と売主とで値段の駆け引きが起こる訳です。


ただ、値引き交渉のやり方は、
その物件のポテンシャルによって変わってきます。

例えば、誰もが欲しがる人気エリアや人気の土地であれば、
買い手がいくらでもいる売り手市場。

売主としては、値引き交渉されようものなら、
「だったら結構です。ほかにいくらでもお客さんはいます」
となります。

同様に、時期によっても交渉方法は変わります。


建売住宅は完成間際や完成後に販売されるケースが多いですが、
一部の建売住宅やマンションでは、
工事中や着工前から売りに出ることもあります。

本日のご相談者もこれから着工というタイミングで、
いまなら色などの仕様変更ができます、というのが売り文句。

建売であっても、自分の好みの建物出来るということに
魅力を感じる方もいるでしょう。


ただ、このタイミングでは、
ほとんど値引きは期待できないと思った方が良いでしょう。

エッ?! まだ本格的な売り出しも無く、
営業経費もほとんどかかっていないのにナゼ?!
と思うかもしれません。


まだこれから着工ということは、
建物の完成までは数か月の猶予があります。

ということは、売主の住宅会社とすれば
いま慌てて値引きして販売しなくても良いという訳です。


これがすでに建物が完成し、しかも3か月経っていたら・・・

建物が売れないと維持するためのコストがかかり、
不良在庫になりかねません。

すると売主と買主の立場は逆転!

値引き交渉をしなくても、
売主から値引きの話が出てくるでしょう。


同じ物件でも、タイミングによって金額が大きく変わることがあります。

もし、コスト重視なら、売れ残り物件を狙うという手もあります。
でも、売れ残るには理由があります。

たまたま希望の物件がキャンセルなどで売れ残ったら、
それは買い!といっても良いかもしれません。


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『施主主導で住宅会社を決めるためのモノの言い方』
『物件の不具合を材料にした中古住宅の値段交渉』
『安心・スムーズ・おトクな住宅取得のために“建物購入パック”』



| ◆土地・不動産探し | 20:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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CFP試験 3課目目「リスクと保険」結果発表!

今年の秋は資格試験3連発と“勉強の秋”の草野。

これまで、
 第1弾「住宅ローンアドバイザー」
 第2弾「ホームインスペクター」

と無事にクリアーしました。

そして昨日、第3弾となる
「CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)」
資格試験の結果が発表されました。


自己採点だと、全50問中31問の正解。

前回の合格ラインが31問、前々回が28問、その前が31問。

この水準なら何とか大丈夫そうですが、
合格ラインが1問上がればアウトと、若干微妙。

果たして結果はいかに?!




・・・。





・・・・・・。







・・・・・・・・・・・・。








合格~ッ!!


合格ラインは30問と、1問余裕を残しての合格です!

何とか秋の資格試験3連発の有終の美を飾ることができました。

ふ~。。。




とは言え、CFP資格の取得までには全6課目の合格が必要。

今回の「リスクと保険」を入れても、
草野が受かっているのは3課目。

あと残り3課目に受かる必要があります。

CFP試験は年2回ですので、来年中に全6課目合格する目標。
引き続き頑張ります!


まぁ、その前にちょっとひと息。

3つの試験に合格したお祝いに、
何かご褒美でも買っちゃいましょう!

何にしようかな?


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『ホームインスペクター試験結果発表?!』
『CFP試験3課目目受けました』
『CFP試験 2課目目の結果発表?!』



|  |-管理人のひとりごと | 10:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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