二世帯住宅建てるなら“音”にご注意
住まいづくりアカデミーを開講しました。
テーマは
『親子仲良く、しかもおトク! 二世帯住宅の賢い建て方』。
二世帯住宅の間取りの考え方や
税制優遇を活かす建て方をお話ししました。
話題が多岐にわたるため、
セミナー中はいろいろなご質問をいただきましたが、
その一つが「音」の問題。
アパートやマンションなど、
一つの建物で複数の世帯が暮らす集合住宅では、
上下左右の部屋の音が問題になることは珍しくありません。
二世帯住宅でもそれは同じこと。
生活時間帯のズレによる生活音や子どもの足音が気になることも。
音のストレスで親子の関係が悪くならないためには
どうすれば良いか?というお話しになります。
まず考えられるのは、
遮音性の高い床材などを使うということ。
ただ、建物が一つにつながっている以上、
完全には音を防ぐことはできません。
そこで、間取りを工夫することで。
二世帯間に音が伝わりにくいようします。
例えば、1階が親世帯、2階が子世帯という場合、
子世帯に小さな子どもがいると、
2階の足音などが1階に響いたりします。
そこで、1階の親世帯の寝室の上には、
できるだけLDKや子ども部屋を設けないようにします。
一番確実なのは、寝室や水周りの位置を
1階・2階で上下揃えてしまうということ。
ミサワホームさんの“蔵”のように、
中2階に収納を設けても良いでしょう。
どうしても音が気になるという場合は、
上下ではなく左右で二世帯を分離すると、
比較的音は気になりにくくなります。
とは言え、音の感じ方は非常に個人差があります。
身内といえども音が気になる人もいれば、
逆に音が聞こえた方が安心とうい人もいます。
これは音だけでなく、暮らしの距離感を
どう取るかという話しにもつながります。
万人に共通の正解はありませんので、
ご自身にとっては何が良いのか、
親子でじっくり話し合うことをお勧めします。
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『二世帯住宅の建て方と欠陥住宅の防止 2週連続で家づくりセミナー開講』
『二世帯住宅建替への親の気持ちは?』
『二世帯住宅にフラット35の親子リレーローン』
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