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2015年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年05月

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物件の不具合を材料にした中古住宅の値段交渉

昨日、中古住宅の購入のご相談で、
値引き交渉についてのお話しが出ました。


不動産には相場はあっても、定価がありません。
買主は安く買いたいし、売主は高く売りたい。

そこで売買契約締結に先立ち、
値段交渉が行われる訳です。


売主からすると、値引き交渉されることは織り込み済み。

ですので、値引き交渉を前提で、
少し高めに値段をつけるのが一般的。

最初につけた値段で売れればラッキー、
多少の値引きは想定内、という訳です。

おおよそ値引きは1割が目安といったところでしょうか。


ただ、それ以上の値引きは
売主としてはできれば避けたいところ。

それでは、買主としてはどうすれば
さらなる値引きを引き出すことができるのでしょうか?


まず考えられるのが、
ホームインスペクションなどで土地や建物をチェックし、
不具合を見つけて交渉材料にするというもの。

先日も中古住宅のインスペクション結果を元に、
値引きをしてもらったご相談者がいました。


ただ、中古住宅の場合、基本的に現況での売買が原則。
基本的に不具合があってもそのままですし、保証もしかねます。

むしろ、売主としては手放すことになったとはいえ、
それまで自分が住んでいたマイホームだったりします。

そんなに“難クセ”をつけるような人には売りたくない
なんてことにもなりかねません。


そういう点では、不具合等を材料に値段交渉するのは、
売主が比較的ビジネスライクに交渉できる
不動産業者の場合に限った方が無難でしょう。

先般、この方法で値引きが出来たケースも
やはり売主は不動産業者でした。

とは言っても、不動産会社でも
物件に思い入れを持っているケースもありますし、
重箱のスミをつつくような交渉をすると
「うるさそうな(細かそうな)客だ」
と敬遠されることもあります。

何ごともやり過ぎにはご注意を!


 ▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『土地購入前の現地確認、陽あたりばかり気にしてませんか?』
『こんな土地で値段交渉はご法度』
『いま、建売住宅は値引き交渉のチャンス?!』


| ◆土地・不動産探し | 21:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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