パンフレットから読み解くオール電化とガス併用

ゴールデンウィークのお休みをいただきます。
この間にご相談のご希望をいただいた方には、
ムリを言ってお休みの前後にご予約をずらしていただきました。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
ということで、昨日は四日市のセミナー後に1組、
本日も、平日に関わらず3組のご相談をいただきました!
その中で2組の方からご質問があったのが、
オール電化とガス併用、どちらが良いの?ということ。
よく同様のご質問をお聞きします。
都市ガスが来ているのなら、コスト面では
あまり大差が無いというのが実際のところ。
その上でお答えするのは、
「暮らし方、使い方によって
どちらが合っているのかが変わります」
ということ。
では、どのような使い方がオール電化や
ガス併用に合っているのでしょうか?
電力会社、ガス会社それぞれの言うことを聞いていると、
自社に有利なことばかりPRしていて、客観的な判断が出来ません。
でも、両社ともに、自社に有利なことは言っても、
“ウソ”は言っていません。
ということは、電力会社とガス会社が、
大きくアピールしていることが、
それぞれにとって得意なことと言えます。
そして、それは両社のパンフレットを冷静に見ると、
見事なまでに対比できるので、以下、
パンフレットの文言をご紹介します。
まずはオール電化。中部電力さん

「想像以上に経済的!“オール電化ライフ”」から。
「光熱費をひとまとめにすると基本料金だけでもおトク」
これはよく言われることですね。
「給湯は光熱費節約の決め手です」
エコキュートの効率の良さは、一番のメリット。
でも、機器の費用は高めですし、比較対象のガス機器が
従来型のガス給湯器やエコジョーズってのはどうでしょう?!
(せめてエコウィルと比較すべきかも?)
「調理にかかる光熱費は、ほとんど変わらないから安心」
グラフを良く見ると、ガスコンロよりもIHの方が
調理費は高くなっています。
「光熱費が高めの冬場でも、実はエアコン暖房がおすすめです」
ガス・ファンヒーターとの比較です。床暖房だったらどうなる?
対してガス併用。東邦ガスさん

「ここちよさに出会える本」から。
「“強火”で料理をおいしくできるのは、ガス」
確かにお料理にこだわるならガス、でしょうか?
「床暖房のおかげで わが家がもっと好きになる」
立ち上がりのスピーディさが電気式の1/3と、ガスの優位をPR。
「お風呂も暖房する時代です」
ガスのパワーで暖房&乾燥!
でも、そんなに長時間暖房はしないかも。
「ミストサウナ しっとり、うるうる。お肌も心もリフレッシュ」
ミストサウナなんて、そんなに使うかな?
・・・といったところ。
床暖房を入れるならガス併用、
入浴やシャワー好きならエコキュートが使えるオール電化、
なんて見方も出来るかもしれませんね。
P.S.
住宅相談センターは明日からお休みですが、
当ブログはボチボチ更新していきます。
ときどきご覧いただけると幸いです。
▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『チラシの見方 本当に大事なことは“小さく”書かれている!』
『得か損か?』
『オール電化とガス併用 結局はコストより使い方?!』
| ◆家づくりの知恵袋 | 21:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑