急がばまわれ! 商談の前に家づくりの要望を固めましょう
住宅会社と話をする前に、資金計画や入居時期を始め、
家づくりのご要望や条件をご一緒に固めていくのです。
お書きいただいたチェックシートを見ながら
書面だけでは読み取れない想いをお聞きしたり、
集めていただいたイメージ写真を見ながらイメージを共有したり・・・
単に、チェックシートの項目を順番に質問して終わりではありません。
また、短期間に集中してヒアリングをすると、
新居での暮らし方を具体的にイメージし切れず、
新居のあり方をご家族で話し合っていただく時間もとれないので、
ヒアリングは期間をゆったりとり、何度も回数を重ねいきます。
本日のご相談者も今回が3回目ですが、
ようやく次回、これまでお聞きした内容をもとに、
「家づくり計画書」の叩き台をお渡しする予定。
具体的に文章になった叩き台を見ながら家づくりの想いを確認し、
さらに何度かの打合せで修正を行い計画書をとりまとめ、
ようやく住宅会社との打合せが始まるという訳です。
早くプランを見てみたいのが人情でしょうが、
コンサルティングの場では、その気持ちをグッとこらえていただき、
敢えてその前の準便を念入りに行うのです。
このような段取りを踏まず、いきなり住宅会社と話をするとどうなるか?
「詳細な打合せは契約してから」と言われ、
十分に要望を伝えられなかったり、
住宅会社によって伝え忘れが出るかもしれません。
すると、要望に合ったプランが出てこないばかりか、
プラン・見積の条件が変わってしまうため、
比較・検討が難しくなってしまいます。
また、要望がしっかり固まっていないと、
営業トークに流されてしまうこともあります。
営業マンは自社の商品を売るのが仕事ですから、
自社に都合の良い方向に誘導するのもやむを得ないのですが、
施主自身に確固たるイメージが無いと、
各社の営業マンのひと言ひと言に右往左往してしまいます。
ですので、これから家づくりをお考えの方は、
まず自分たちの要望をしっかりまとめ、
それを上手に住宅会社に伝えるようにして下さい。
“急がばまわれ”とも言います。
事前の準備をすることが、よい間取りを設計し、
よい家づくりをするための早道です。
といっても、自分達だけでは要望をまとめられない
という方は、住宅相談センター

チェックシートなど各種ツールをご用意してお待ちしています。
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『間取を考える時、まずやるべきことは』
『家づくりが見えてくるチェックシート バージョンアップ』
『住宅会社との橋渡し 初回面談でのコンサルタントの役割』
| ◆マイホーム初めの一歩 | 20:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑