インスペクションが施主と住宅会社の信頼関係を深くする
ホームインスペクション(住宅診断)のご相談がありました。
その中で、こんなご質問が。
『ホームインスペクションをお願いすることで、
住宅会社との関係が気まずくならないでしょうか?』
ごもっともなご質問です。でも、心配はご無用!
医療の世界でも“セカンドオピニオン”が叫ばれ、
中古住宅流通といった国の政策と相まって、
住宅・不動産業界でも、第三者によるチェック、
ホームインスペクションの存在は認知されてきています。
これまでの住宅相談センターの経験としても、
インスペクションに入ることで
施主と住宅会社の関係が悪くなったりしたことはなく、
インスペクションを断られたケースもほとんどありません。
(ゼロではありませんが)
それでもやっぱり不安、という方には、
こんなご説明をしています・・・
ホームインスペクションの効用として真っ先に思いつくのは、
1)第三者チェックによるうっかりミス・手抜き工事の防止
2)第三者が現場に入ることによる、いい意味での緊張感
の二つかと思います。
これだけだと、住宅会社にとってインスペクター(住宅診断士)は
何だか煙たい存在のように見えるかもしれません。
でも、こんな効用もあります。
3)施主が住宅会社に言いにくいことを代弁する
施主が直接言うとカドが立つようなことがあれば、
「インスペクターがこんなことを言っているのですが・・・」
とヤンワリ言うことで、施主と住宅会社の関係が保たれるというワケです。
さらに、こんな効用も。
4)専門家の話を聞けることで余計な不安がなくなり、
むしろ住宅会社への信頼感が増す
何か分らないことがあっても、
住宅会社に直接聞きにくいこともよくあります。
例えば「これって施工不良では?」なんていうことは、
住宅会社との関係を考えると、なかなか言い出せないですよね?
でも、そのまま進んでしまったら不安が不審へつながり、
いつかストレスが爆発することも!
そうなる前に第三者に確認することで不安が解消されると同時に、
住宅会社に対して余計な不信感を持たずに済みます。
むしろ、専門家が見て住宅会社がしっかり対応していることが分れば、
施主と住宅会社の信頼関係も深くなるというワケです。
要はホームインスペクターも使いようということ!
住宅会社との信頼関係を大事にしたいという方にこそ、
利用する価値があるかもしれません。
これはインスペクションに限らず、
契約書のチェックなどにも言えること。
料金が高いと思われるかもしれませんが、
これだけの効能があって、1回の検査は52,500円。
とことん使い倒して、納得のいく家づくりをして下さいネ!
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『日々変わる施工現場では、早めの確認でトラブルの芽を摘む!』
『39.9万円以上のメリット?!“建築安心パック”』
『インスペクションを住宅会社にどう伝える?』
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