こんにちは、草野です。
本日は飛び込みのご相談が2組ありました。
ヒマなときはヒマですが、重なるときは重なるものですね

そのうち夕方にお受けしたご相談は、住宅ローンについて。
ご自身でだいぶお調べになっているので、ピンポイントで
突っ込んだご質問をいただきましたが、そのひとつがコレ
「疾病保障付きの住宅ローン」。
住宅ローンについてくる保障・保険というと、
「団体信用生命保険(団信)」が一般的。
団信とは、住宅ローンの返済途中で
借主が死亡したり高度障害になった際、
保険会社が住宅ローンの残高を支払うというものです。
残された家族が住宅ローンの心配をせずに、
家に住み続けることができます。
でも、借主が死亡や高度障害にならなくても、
ガンや
心筋梗塞になって
働けなくなるということもあり得ますが、
そんな事態は、団信ではカバーされません。
そこで出てきたのが「疾病保障付き住宅ローン」なのです。
疾病保障付きの住宅ローンだと、
対象の疾病にかかった時、
ローン残高が0円になったり、
所定の状態が続いている間、
ローン返済額が保障されたりします。
万一のとき、これは安心ですよね。
対象となる疾病は、
3大疾病保障付きなら
「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」、
7疾病保障付きなら3大疾病にプラスして
「高血圧性疾患」「糖尿病」「慢性腎不全」「肝硬変」、
8疾病保障付きなら、さらに
「慢性膵炎」となります。
気になる保険料ですが、ローン金利に上乗せするタイプと、
保険料を別途設定しているタイプがあります。
ちなみに、金利上乗せタイプでは、3大疾病の場合で
通常の金利に
0.25~0.3%程度上乗せされます。
金利上乗せタイプは、年齢による保険料の差がないので、
特に年配の方にとってはメリットが大きくなります。
万一のときに安心な疾病保障付きローンですが、注意点も。
ご覧の通り、生命保険の注意点と同様です。
・融資日から3カ月を経過しないと保障がスタートしない
・上皮内ガンは保障対象にならない
・免責期間が設定されているまた、住宅ローンを完済すると保障もなくなってしまいます。
保険料が割高な若い方は、本当に保障が必要になる
ローン完済後のことも考えると、生命保険と組み合わせるなど
住宅ローンと疾病保障を切り離した方が良いかもしれません。
「保障付き」という文言に目を奪われるのではなく、
ライフプランに合わせたキャッシュフローを出した上で、
必要な保障をトータルに考えたいところですね。
▼▼ 本日のテーマと関係する過去のブログ記事 ▼▼
『ライフプランで見える家づくりの資金計画』『家づくりに合わせて生命保険の見直しを』『比較して選びたい 住宅ローン』