住宅ローンいろいろ(ブログ注文住宅入門 その13)
3日お休みをいただいたブログ誌上 注文住宅入門
『家づくりって何から始めればいいの?』、
本日のテーマは『住宅ローンいろいろ』です。
ライフプランや自己資金額を踏まえて住宅ローンの借入額が決まったら、
今度は実際に借り入れするローンを選ぶことになります。
でも、住宅ローンとひと口にいっても、いくつか種類があります。
以下、見ていきましょう。
まずは貸し手側による区分で、公的ローンと民間ローンに分けられます。
公的ローンには、住宅金融支援機構や年金、財形、自治体などが、
民間ローンには、銀行、ろうきん、JAなどがあります。
公的ローンは固定金利中心で、安定した返済計画が立てられるのが魅力、
民間ローンはネット銀行をはじめさまざまな商品が取り揃えられており、
選択の幅の広さが魅力であり、難しさでもあります。
最近は「フラット35」が広く宣伝されていますが、
これは民間の金融機関が貸し付けた住宅ローンを
住宅金融支援機構が買い取り、この債権を投資家に売却して
融資資金を調達するという仕組み。長期間固定金利なので
安心感があり、保証料や保証人が不要なのもウリです。
次が金利の種類による区分で、
固定金利、変動金利、固定金利選択型に分けられます。
固定金利は、ローン期間中金利が固定されているため、
総返済額が確定しており資金計画が立てやすいのが特徴。
将来の金利上昇リスクがありません。
ただ、次の変動金利に比べると金利は高めです。
返済を安定させたかったり、将来金利が上がると考えるなら、
固定金利を選択するとよいでしょう。
変動金利は、ローン期間中、年2回金利が見直されます。
金利の動向によって支払総額が上下するというリスクはあるものの、
固定金利に比べ金利は低めです。
借入期間が短かったり、繰上返済を考えているのであれば、
変動金利を選択するメリットも大きいでしょう。
固定金利選択型は、固定期間が終了後、
金利状況に合わせて固定金利か変動金利か選べるというもの。
自由度があるのがメリットです。
最後が返済方法による区分で、元利金等返済と元金均等返済があります。
元利金等返済は、元金と利息の合計額を毎月均等に返済する方法、
元金均等返済は、元金部分を毎月一定額で返済する方法で、
徐々に返済額が減っていくというもの。
元金均等返済の方が総支払額は低いので、
返済当初の資金に余裕があるなら元金均等返済がよいかもしれません。
住宅ローンは大きく上記に区分されますので、
単純に金利の低さだけでなく、金利の種類、返済方法、
返済期間、融資の条件、手数料や保証料といった諸費用など、
総合的に比較検討し、選択してください。
本日は、秋の家づくり個別相談会にて
3組の相談者の方とお話ししましたが、
すべての皆さまから住宅ローンについてご質問がありました。
やっぱり住宅ローンって分かりにくいですよね!
当注文住宅入門、住宅ローンについては今回で終了となりますので、
ご不明な点などあったら、画面左側の「お問合せフォーム」より
お知らせくださいませ。
【本日のポイント】
住宅ローンは、金利だけでなく総合的に比較・検討を
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